「絶望と勇気が肩を組んでやってくる」――西加奈子5年ぶり長編『きずもの』、10月25日に梅田本店サイン会
タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!
“絶望と勇気が肩を組んでやってくる。
” 紀伊國屋書店梅田本店のXアカウントが、西加奈子さんの新作小説『きずもの』をこの一文とともに紹介していました。
2026年9月30日に小学館から発売された長編で、定価は2,200円(税込)、四六判上製で482ページ。
2021年発売の長編小説『夜が明ける』から数えて5年ぶりの長編作品です。
推しの作家の新刊を店頭でどう扱っているか、実物を買う前に気になる人も多いはずです。
この記事では、発売直後の書店の動きと、10月25日に予定されているサイン会の内容を確認していきます。
先に結論をまとめると:
– 西加奈子さんの5年ぶり長編『きずもの』が9月30日に発売され、紀伊國屋書店梅田本店ではレジ前の目立つ場所に展開されています
– 2025年4月から1年以上続いた新聞連載を加筆・改稿した482ページの群像劇で、小学館は「新たなる代表作」と位置づけています
– 発売日から10月25日のサイン会当日まで、対象書籍の購入者に店頭で整理券が配布されます
紀伊國屋書店梅田本店が見せた発売日の展開
西加奈子さんの新刊情報は、出版社の公式発表だけでなく書店自身のXアカウントからも発信されていました。
紀伊國屋書店梅田本店は発売にあわせてこう投稿しています。
【文学】
— 紀伊國屋書店 梅田本店 (@KinoUmeda) 2026年9月29日
西加奈子さん5年ぶりとなる長編小説
📚『きずもの』
が本日発売📢
絶望と勇気が肩を組んでやってくる。
男女の幼なじみ二組を中心にした群像劇。
2⃣カウンター前にてどどーんと展開中📖NK pic.twitter.com/07NRcjZIiK
投稿によれば、『きずもの』は「2番カウンター前」という、来店者の動線上でも目に入りやすい場所に展開されているとのことです。
西加奈子さんといえば『サラバ!』『漁港の肉子ちゃん』などの代表作で知られ、直木賞受賞歴もある作家です。
前作の自伝的ノンフィクション『くもをさがす』も発売前重版がかかったとされており、新刊のたびに書店が力を入れて展開してきた作家の一人といえます。
ただ、店頭展開の様子だけでは、作品がどんな内容で、なぜ「新たなる代表作」と呼ばれているのかまでは分かりません。
そこで作品の中身と、今回のサイン会の詳細を調べてみました。
調べて分かったこと
『きずもの』はどんな内容の小説なのか
『きずもの』は、2025年4月から2026年5月にかけて東京・中日・北海道・西日本など各地の新聞で連載された小説を、加筆・改稿してまとめた長編とされています。
執筆期間は3年に及んだと伝えられています。
物語は男女二組の幼なじみを軸にした群像劇で、さまざまな傷や事情を抱えた登場人物たちが出会い、影響し合っていく姿を描いています。
小学館はこの作品を「『サラバ!』『くもをさがす』著者の新たなる代表作」と紹介しており、西加奈子さんのキャリアの中でも節目にあたる作品として位置づけられていることがうかがえます。
推薦コメントは芸人・作家の又吉直樹さんや、芸人・映画監督のゆりやんレトリィバァさんから寄せられており、又吉さんは「正しさだけでは掬えない人間の営み」を描いた物語だとコメントを寄せています。
定価は2,200円(税込)、判型は四六判上製、ページ数は482ページです。
サイン会はどうすれば参加できるのか
紀伊國屋書店梅田本店は、発売にあわせてサイン会の告知も行っていました。
【文学📣】
— 紀伊國屋書店 梅田本店 (@KinoUmeda) 2026年9月29日
『きずもの』(小学館)発売記念
西加奈子さんサイン会
若干数ですが、店頭にて対象書籍『きずもの』をご購入のお客様に2⃣番カウンターにて整理券を配布致します‼️
(※お電話での受付は承りませんのでご了承ください。)
わずかですのでお早めに💦
お問い合わせは2⃣番カウンターまで📚 pic.twitter.com/9TQsTUAduh
投稿によると、対象書籍『きずもの』を購入すると、2番カウンターで整理券が配布される仕組みです。
電話での受付は行っておらず、数が限られているため早めの来店が呼びかけられていました。
サイン会本番は10月25日(日)14時から、同店の店内特設会場で開催される予定です。
なお、オンラインでの事前申込(Peatix)はすでに定員に達して受付を終了していますが、書籍発売日の9月30日から当日まで、店頭で対象書籍を購入すれば引き続き整理券を受け取れるとのことです。
オンライン申込を逃した人にも、店頭購入というもう一つの道が残されている形になります。
Pintab編集部の考察
今回の展開で興味深いのは、書店側が出版社の告知を待たず、自前のXアカウントで発売日当日から動いている点です。
紀伊國屋書店梅田本店は、ただ商品を並べるだけでなく「2番カウンター前」という具体的な場所まで発信し、サイン会の整理券配布も同じアカウントで案内していました。
西加奈子さんは前作『くもをさがす』でも発売前重版という実績を残しており、書店にとっては確実に動く作家だという判断があったのではないでしょうか。
新聞連載を1年以上かけて育てた作品を単行本化するという手順も、単発の書き下ろしより「育てて出す」企画性の強さを感じさせます。
推しの作家を追いかける読者にとっては、SNSで書店の店頭情報をこまめにチェックすることが、サイン会のような限定機会を逃さない手段になっていると言えそうです。
価格や発売日だけでは見えてこない、書店と出版社が足並みを揃えて作家を育てていく過程が、今回の一連の投稿からは垣間見えます。
まとめ
西加奈子さんの5年ぶり長編『きずもの』は、新聞連載を重ねて仕上げられた群像劇として9月30日に発売され、紀伊國屋書店梅田本店では店頭展開と10月25日のサイン会情報が店自身のXアカウントから発信されています。
気になった人は、まず書店で実物を手に取ってみてはいかがでしょうか。
さらに深掘りしたい方へ
【訂正】(2026年10月3日) 「前作『くもをさがす」は「2021年発売の長編小説『夜が明ける」の誤りでした。
訂正しておわびします。
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