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「絶対に失いたくないの」――『ふつつかな悪女13』カバー解禁、完結ではなく始まった理由

Pintab編集部
「絶対に失いたくないの」――『ふつつかな悪女13』カバー解禁、完結ではなく始まった理由
Mashupin

調べてみたら面白かったから、みんなにも教えたくて。

「あなたが悪いのよ、黄玲琳……。
絶対に失いたくないの。
どんな手段を使っても」。
そんな台詞とともに公開された一枚のカバーイラストに、6,000件を超えるいいねと1,300件超のリツイートが集まっています。
中村颯希さん原作、ゆき哉さんイラストの『ふつつかな悪女ではございますが』13巻。
9月30日発売のこの巻から、物語はついに本編クライマックスへ入ります。

先に結論をまとめると:
– 「ふつつかな悪女ではございますが13」は9月30日発売、カバーイラストが公開され最終幕「星に願いを。」編の開幕が告知された
– 13巻は物語の完結巻ではなく、最終章のスタート地点にあたる
– シリーズ累計は電子版を含め400万部を突破しており、テレビアニメも並行して放送中

カバー1枚に「最終幕、開幕」の文字

一迅社ノベルスの公式アカウントが公開したのは、南天や芍薬の花に囲まれた主要キャラクターたちのカバーイラストです。

物語は、後宮に上がった黄玲琳と朱慧月が入れ替わることから始まる逆転劇。
13巻の発売告知では「本編クライマックス」「最終幕『星に願いを。
』編、開幕」の文字が添えられており、ここまで玲琳と慧月がそれぞれの立場で積み重ねてきた策略と絆が、いよいよ収束に向かうことを予告しています。
カバーに描かれた燃えるような炎の演出も、この巻が単なる一エピソードではないことを示唆しているようです。

サブタイトルにある「雛宮蝶鼠とりかえ伝」の「雛女」は、有力な五家から選ばれ、次期皇后候補として宮中で育成される未婚の令嬢を指す作中の呼び名です。
誰からも愛される玲琳と、冷遇されてきた慧月が、ある出来事をきっかけに互いの身体を入れ替えてしまい、それぞれの立場のまま宮廷を生き抜くことになった――というのが、シリーズを通した軸になっています。

13巻で完結するのか?

タイトルに「最終幕」とあると、13巻そのものが完結巻だと考えてしまうかもしれません。
ですが、一迅社ノベルスの投稿を確認する限り、13巻は最終章という長い区切りの「開幕」であって、物語がこの1冊で終わるとは書かれていません。
「最終幕」は物語の締めくくりに入る章立ての名称であり、完結の号数を指すものではない、という点は本文中でもはっきりしています。
続報は公式SNSで随時案内されるとのことです。

400万部という数字と、並走するアニメ

『ふつつかな悪女ではございますが』は、電子版を含めたシリーズ累計発行部数が400万部を突破しています。
「小説家になろう」発の作品としてスタートし、書籍化後はコミカライズやテレビアニメ化も実現した、長く育ってきたシリーズです。

一迅社ノベルスの公式アカウントは、13巻の発売告知そのものでも「ついに本編クライマックス」「ぜひ二人の物語を最後まで見届けてください」と呼びかけています。

現在放送中のテレビアニメ版でも物語が佳境に向けて進行しており、原作の最終章突入とアニメの盛り上がりが同時期に重なっている状況です。
書籍とアニメの両方が同じタイミングで盛り上がりを見せているのは、なろう発のシリーズが長期にわたって育てられてきた証でもあります。

Pintab編集部の考察:「最終幕」という言葉の使い方

ライトノベルのシリーズもので「最終章」「最終幕」という言葉が出ると、読者はどうしても「これで終わるのか」と身構えます。
今回の13巻の告知は、そこをあえて明確にしている点が特徴的です。
完結を焦らして引っ張るのではなく、「ここから終わりに向かう」という区切りを先に示すことで、読者は駆け足で追いかけるのではなく、残りの巻数を意識しながら物語の着地を見届ける心構えができます。

400万部という規模のシリーズが、なろう発の作品として着実に巻を重ね、コミカライズとアニメ化まで実現した経緯を踏まえると、13巻の「開幕」表現は着地への信頼があってこそ打てる予告とも言えるでしょう。

書籍と原作、そしてアニメという複数のメディアが同時に走っている作品では、どのタイミングでどの情報を出すかが読者の受け取り方を大きく左右します。
今回のように「完結ではなく開幕」と正確に言葉を選んで告知することは、原作既読者に対する誠実さであると同時に、アニメから入った新規読者に「まだ間に合う」という安心感を与える効果もあります。
長く続くシリーズほど、こうした告知の言葉選び一つが今後の読者離れを左右すると言えそうです。

まとめ

『ふつつかな悪女ではございますが』13巻は9月30日発売。
最終幕「星に願いを。」編の開幕を告げるカバーが公開され、物語はいよいよ収束に向かいます。
完結巻ではなく、その入り口であることを踏まえて続報を待ちたいところです。

さらに深掘りしたい方へ

シリーズの詳細は一迅社の公式サイトでも確認できます。

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