「新連載が決まりました」――めちゃコミック新レーベル「HACHA」に18人の作家が集まった理由
今日はこれが気になったよ。詳しく見ていこう!
「めちゃ」と「HACHA」を重ねると、「はちゃめちゃ」になる。
10月5日に創刊される新マンガレーベルの名前は、そんな言葉遊びから生まれています。
仕掛けているのは、電子コミックアプリ「めちゃコミック」です。
既存の枠にとらわれない表現を掲げる新レーベル「HACHA」を立ち上げ、創刊と同時に18人の作家による16作品の新連載を始めます。
推しの作家を追いかけている読者にとっては、いつ・どこで・いくらで新連載や関連の刊行物に触れられるかが気になるところでしょう。
この記事では、創刊の中身と、Xで先に動いた参加作家自身の声を確認していきます。
先に結論をまとめると:
– めちゃコミック新レーベル「HACHA」は10月5日創刊、18人の作家による16作品が新連載としてスタートします
– 先駆けて9月28日、三省堂書店限定で「HACHA始動準備号」(税込500円)が発売され、新連載の第1話や作家対談を読めます
– レーベル名は「めちゃ」+「HACHA」=「はちゃめちゃ」の語呂合わせで、キャッチコピーは「ブチ破れ。」です
参加作家自身が先に「新連載が決まりました」と明かしていた
新レーベルの詳細が広く報じられる前、Xで先に動いていたのが参加作家本人の投稿でした。
「マリはカノジョになりたそうにモンスターを見ている」を手がける津田沼篤さんは、9月17日にこんな投稿をしています。
すでに情報が出ているようなので告知します、と前置きしたうえで、めちゃコミックの新レーベル「HACHA」にて新連載が決まりましたと明かし、既存連載の「僕同盟」と合わせて取り組んでいくとつづっています。
【お知らせ】
— 津田沼 篤 (@assamu_tikutiku) 2026年9月17日
すでに情報出てるみたいなので告知しますが、めちゃコミックの新レーベル「HACHA」にて新連載が決まりました!来月の連載開始に向け絶賛準備中です。詳しい情報が出ましたらまたお知らせします!
僕同盟の連載と合わせて頑張りますので、よろしくお願いします…!なにとぞ…!!!😭🙇♀️ https://t.co/QyKUrLoLdg pic.twitter.com/VKF9Z3ttB0
投稿には手描きのイラストが添えられていて、ツインテールの人物がハートを作るポーズとともに「初のオリジナル連載です」の文字が書き込まれていました。
この投稿には2,000件を超える「いいね」がついており、既存ファンの関心の高さがうかがえます。
ただ、この時点ではまだレーベル全体の詳細は見えません。
そこで公式発表や報道を確かめてみました。
「はちゃめちゃ」の名前の由来から、準備号の中身まで
なぜ「HACHA」という名前なのか?
公式サイトによると、レーベル名は「めちゃコミック」の「めちゃ」と「HACHA」を組み合わせると「はちゃめちゃ」になる言葉遊びが出発点です。
編集委員の千代田修平さんは、単なる「めちゃくちゃ」と目指す「破茶滅茶」は違うと前置きしたうえで、両者を分かつものについて「それは、技術だと思っています」と語っています。
キャッチコピーも「ブチ破れ。」と、既存の型を壊す姿勢を前面に出しています。
どんな狙いで作られたレーベルなのか?
編集長の牧野早菜生さんによると、めちゃコミックはこれまで女性読者向けのオリジナル作品に力を入れてきた一方、「HACHA」が次に目指すのは「少年・青年向けオリジナル作品の強化」だといいます。
年度内には「20作品の公開を目標」に掲げており、将来的には映像化・アニメ化といった展開も視野に入れているとのことです。
何人の作家が、何を描くのか?
参加するのは18人の作家で、16作品が新連載として始まります。
『孤独のグルメ』の久住昌之さん、『サイレーン』の山崎紗也夏さん、『ただ離婚してないだけ』の本田優貴さんら、既存作品で知られる作家も名を連ねています。
公式サイトで作品名が判明しているのは、「かくめいぜんや!」「今さら好きとか、遅いから。」「マリはカノジョになりたそうにモンスターを見ている」「リアンの馬鹿」「恋しろ地球人」「エルピス 真実、あるいは沈黙」の6作品で、更新は月曜・土曜の週2回です。
残り2作品は「COMING SOON」として続報待ちとなっています。
久住昌之さんは「本レーベルにはさまざまな作家の方がいらっしゃるので、僕も刺激をもらいながら、面白い作品を描いていきたいと思います」とコメントしています。
準備号では何が読めるのか?
創刊に先駆けて9月28日、三省堂書店の店舗限定で「HACHA始動準備号」(税込500円)が発売されます。
取扱は神田神保町本店・池袋本店・有楽町店・名古屋本店など三省堂書店の複数店舗で、新連載作品の第1話や作家対談が収録されるとのことです。
店舗に足を運べない読者向けには、三省堂書店オンラインストアでの予約が9月17日正午から始まっており、必ずしも店頭に並ぶ必要はなさそうです。
Pintab編集部の考察
新雑誌の創刊が、まず紙の「準備号」を三省堂書店限定で出すところから始まるのは興味深い設計です。
めちゃコミック自体はスマホで読む電子コミックアプリで、16作品を一気に立ち上げる以上、それぞれの連載が読者に浸透するまでには時間差が生まれます。
そこで先に紙の準備号を有料で流通させ、対談や第1話をまとめて収録することで、初動の熱量を可視化しつつ「HACHA」という名前そのものを認知させる狙いがあると考えられます。
三省堂書店という特定チェーンに絞ったのも、書店店頭での告知と連動させやすく、限定感を出しながらコストを抑えられる手法でしょう。
今回のように参加作家自身が発表前から告知する動きは、レーベル側の公式発表を待たずにファンの期待値を作る効果があり、同時多発的に16作品を立ち上げるレーベルほど、作家個人の発信力がそのまま初動の広がりを左右すると見ています。
まとめ
「はちゃめちゃ」という言葉遊びから生まれた新レーベル「HACHA」は、10月5日の創刊に先立ち、9月28日の準備号から動き出します。
気になる作家がいる方は、まず準備号か公式サイトで作品ラインナップを確認してみてはいかがでしょうか。
さらに深掘りしたい方へ
HACHAの詳細は今後も更新される見込みです。
あわせて以下の一次情報もご確認ください。
あわせて読みたい
「コミックライドだけじゃない」――『ガールズバンドクライ』、ピッコマでも新連載スタートの理由
黒執事、連載20年でもまだ「第一弾」――2027年まで続くコミックフェアの狙い
身長245cm・体重210kgの悪役令嬢、知略ではなく怪力で学園を制圧するコミックスの中身
女優の秘密は靴の中に――ジャンプ+新連載『エヴァンジェリンは靴を履く』が足に賭けた理由
「ラヴクラフティアンは必読」――ジャンプ+新連載「ノイズリング」、初回100万ビューを集めた深海の中身