マンガ・書籍

顔を隠したまま自宅を明かす 雨穴『雨穴の家』、11月13日発売の中身

Pintab編集部
顔を隠したまま自宅を明かす 雨穴『雨穴の家』、11月13日発売の中身
Mashupin

気になる話題を見つけてきたよ。さっそく紹介するね!

白い仮面をかぶった人物の後ろに、ピンク色の一軒家が描かれている。
9月17日、双葉社が発表した雨穴さんの新刊『雨穴の家』の表紙です。
覆面のまま活動してきたホラー作家が、今度は自分の”家”の間取り図を差し出すそうです。
推し活として作品を追ってきた読者にとって、シリーズの見方が変わるかもしれないニュースです。

先に結論をまとめると:
– 『雨穴の家』は双葉社より2026年11月13日(金)発売、予価1,870円(税込)、Amazonなど各書店で予約受付中
– 内容は雨穴さん自身の活動記録と、140ページの新作ミステリー小説が一体化した「ヒストリーノベル」
– 雨穴宅の間取り図や300点超の画像・イラストが初めて収録され、同時期開催の展覧会「雨穴の変な世界展。」とも連動

発表直後に1.5万いいねを集めた新刊告知

9月17日午前、雨穴さんと双葉社が共同運営する新刊告知アカウントの投稿は、およそ1日でいいね1万5,000件を超える反応を集めました。

投稿では「変なシリーズ」の全世界累計が1,000万部を突破したことを明かしたうえで、次に挑むのは「雨穴の歴史」×「小説」というこれまでにない新ジャンルだと説明しています。
舞台になるのは、投稿文にもある通り「雨穴の家」そのものです。
リツイートは3,600件を超え、引用ツイートも600件以上ついており、単なる新刊告知としては異例の広がり方をしています。
ただ、この告知だけでは”ヒストリーノベル”が実際どんな本なのかは分かりません。
そこで双葉社のプレスリリースなど一次情報を確認してみました。

覆面作家が自宅を明かす『雨穴の家』は何を収録しているのか

「ヒストリー」と「140ページの新作小説」は何が違うのか?

双葉社のプレスリリースによると、『雨穴の家』は単なる自伝ではありません。
雨穴さんの過去作品や活動記録をたどる「ヒストリー」パートと、新たに書き下ろされた140ページのミステリー小説パートが一体化した構成になっています。
調査に協力したという「栗原さん」との会話も収録されるとのことで、これまでの作品を追ってきた読者には見覚えのある名前かもしれません。
判型は四六判、ISBNは978-4-575-24934-7です。
雨穴宅の間取り図が初めて公開されるという点も、今回の目玉のひとつです。

なぜ覆面のまま自宅を見せられるのか?

雨穴さんは白い仮面と黒いタイツをまとい、YouTubeでは登録者約200万人を抱える覆面のホラー作家です。
素顔も本名も明かさないまま、動画やSNSの投稿を続けてきました。
代表作『変な家』は2024年に実写映画化され、興行収入30億円を超えるヒットとなっています。
作者の姿が一切見えないまま、作品だけが独り歩きして大きくなってきたシリーズだと言えそうです。
その雨穴さんが今回、自宅の間取り図を初公開します。
顔は伏せたまま、生活の一部だけをのぞかせるというやり方は、今回に限った話ではないようです。
実際、作品紹介の公式アカウントでは、ベランダに肉を干す様子を撮った動画が紹介されています。

「肉をベランダに干す」というタイトルのこの投稿も、雨穴さんの日常と作品世界が地続きであることを示す一例です。
顔は見せなくても、生活の断片は作品として発表してきました。
その延長線上に『雨穴の家』はあるのかもしれません。

展覧会「雨穴の変な世界展。」と何が連動しているのか?

『雨穴の家』の発売時期は、雨穴さん初の大規模展覧会「雨穴の変な世界展。」の会期と重なっています。
報道によれば、展覧会は10月23日から2027年1月17日まで、東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルで開催される予定です。
展覧会の公式アカウントは連日、過去作品やグッズの紹介を投稿しており、その中には次のようなグッズ紹介もありました。

ハンドタオルやぬいぐるみキーホルダーなど、雨穴さんの仮面をモチーフにしたグッズが並びます。
新刊・展覧会・グッズという3つの展開が同時期に集中しているのは偶然ではなく、”覆面作家”というキャラクターそのものを一つの世界観として見せる狙いがありそうです。

Pintab編集部の考察

覆面作家というブランディングは、これまで「見せない」ことで注目を集めてきました。
それが今回、「家」という最も私的な空間の間取りを開示するという逆の手に出ています。
正体は隠したまま生活の一部だけを見せるという距離のコントロールは、ファンの想像力をかき立てながらも人物そのものの消費は避けられる、うまい設計に見えます。
新刊・展覧会・グッズを同時期にそろえた構成も、単発の発売告知より接点を増やす効果がありそうです。
素顔を明かす代わりに”暮らし”の断片を小出しにするやり方は、正体を明かして共感を集める従来のインフルエンサー型のブランディングとは逆方向の戦略とも言えます。
ホラー・ミステリー作家のブランディング事例として、しばらく追ってみる価値がありそうです。

まとめ

『雨穴の家』は双葉社より11月13日発売、予価1,870円。
覆面作家が”顔”の代わりに”家”を開ける一冊として、展覧会とあわせて楽しみに待ちたいところです。

さらに深掘りしたい方へ

『雨穴の家』の詳細や「雨穴の変な世界展。」の会期・グッズ情報は、以下の一次情報でも確認できます。

あわせて読みたい

ホビー・グッズの新着