3号連続の付録、舞台の開幕、17巻の書影――今月だけで重なった『多聞くん今どっち!?』の理由
これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!
花とゆめの誌面には、アイドルグループF/ACEメンバーの学生証風カードが3号連続で挟み込まれるとみられています。
同じ9月には舞台「THE STAGE」が幕を開け、コミックス17巻の表紙イラストも解禁されました。
ひとつの作品にここまで発表が重なるのは、しばらくなかったことです。
『多聞くん今どっち!?』は累計350万部を超える人気少女漫画で、アイドルグループF/ACEのメンバー・福原多聞くんの「表の顔」と「裏の顔」を描くラブコメです。
推し活をしている読者なら、今どれを追えばいいのか整理したくなっているかもしれません。
この記事では9月に起きている3つの動きをまとめ、それぞれ何を押さえておけばいいかを見ていきます。
先に結論をまとめると:
– コミックス17巻(特装版1,144円・税込)は10月20日発売、48ページの描き下ろし小冊子付き
– 舞台「THE STAGE」は9月11日プレビュー開幕、天王洲 銀河劇場で本公演は9月16〜22日
– 花とゆめ21号(10月5日発売)にもF/ACEメンバーの学生証風カードふろくが付く予定
9月だけで3つの発表が重なった中身
まず17巻です。
公式から書影が解禁され、通常版はキャラクターが並ぶ爽やかなデザイン、特装版はメンバーの倫太郎とヒロインのうたげちゃんがデザートに乗った可愛いイラストになっているようです。
特装版には48ページの「マル秘バクステ小冊子」が付き、夢のようなシチュエーションや”もしも”の世界を描いた番外編がたっぷり収録されるとのこと。
発売は10月20日、価格は1,144円(税込)です。
同じタイミングで動いているのが舞台化です。
「多聞くん今どっち!?」THE STAGEは、荒牧慶彦さんがプロデュースを手がけ、オーディションで選ばれたキャストがF/ACEメンバーを演じます。
会場は天王洲 銀河劇場で、9月11〜13日にプレビュー公演、16〜22日に本公演、23日に感謝祭を予定しています。
チケットはプレビューがS席10,800円・A席9,800円、本公演は座席や曜日によって10,800〜12,800円です。
さらに、10月5日発売の花とゆめ21号にもF/ACEメンバーの学生証風カードがふろくとして付く見込みです。
誕生日や血液型、上京理由といった設定まで書き込まれたカードで、3号連続の展開 になるといいます。
ただ、こちらは9月時点でのX上の発表をもとにした情報のため、詳細は誌面での確認が必要です。
こうして並べてみると、単行本・舞台・雑誌ふろくという3つの入り口が、ひと月のうちにそろって開いたことになります。
ではなぜ、このタイミングに集中したのでしょうか。
なぜ今、これだけ動いているのか?
舞台の開幕日が起点になっている
いちばん分かりやすい起点は、9月11日に開幕する舞台です。
2.5次元作品では、舞台の初日に合わせて既刊のフェアや新規グッズの展開を重ねる例が多く、劇場に足を運ぶファンと誌面・書店で追うファンの両方に接点を作る組み方が一般的です。
今回も、舞台の開幕月に単行本の新刊情報と雑誌ふろくが重なったとみるのが自然でしょう。
17巻の特装版は何が違うのか
特装版と通常版の違いは、48ページの描き下ろし小冊子の有無です。
番外編には「夢のようなシチュエーション」や「もしもの世界」といった、本編とは違う切り口のエピソードが収録される予定だといいます。
本編の続きではなく、キャラクターを別の角度から見せる読み物 という位置づけのようです。
予約は10月20日の発売に向けて、書店・通販サイトで受け付けています。
舞台版のキャストはどう選ばれたのか
舞台版は原作の芸能人キャストを固定で起用する形ではなく、オーディションでキャストを選ぶ座組みになっています。
プロデュースは荒牧慶彦さん。
原作のF/ACEはアイドルグループという設定のため、舞台上でも歌やパフォーマンスを含めた表現が求められる作品です。
プレビュー公演と本公演で価格帯が分かれているのも、初日周辺の完成度をならしながら本公演に向けて仕上げていく、舞台作品でよく見られる構成です。
Pintab編集部の考察:メディアが増えるほど、入り口も増える
『多聞くん今どっち!?』が面白いのは、単行本・舞台・雑誌ふろくという3つの展開が、それぞれ別の「顔」を見せている点です。
単行本の特装版は番外編という形でキャラクターの内面を掘り下げ、舞台は生身の身体を通してアイドルグループのステージそのものを体験させ、雑誌ふろくは設定資料的な楽しみ方を提供します。
同じキャラクターでも、触れるメディアによって受け取れる情報の種類が変わる構造です。
こうした多面的な展開は、原作を追う手段が1つしかない作品と比べて、読者が「自分に合った入り口」を選べるという利点があります。
単行本派は番外編で満足できますし、劇場に行けない読者も雑誌ふろくでキャラクターとの接点を持てます。
どれか1つを追えば作品を楽しめる設計になっている 点は、推し活の間口を広げるうえで理にかなった組み方だと言えるでしょう。
まとめ
『多聞くん今どっち!?』は9月、単行本・舞台・雑誌ふろくという3つの窓口が同時に開きました。
全部を追う必要はなく、気になったものから覗いてみるくらいでちょうどいいのかもしれません。