「まさかの展開😂」齋藤明里も驚いた第10回ほんタメ文学賞、下村敦史がW受賞した理由
これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!
「まさかの展開😂」。
9月5日の生配信を締めくくったのは、そんな一言でした。
書いたのは「ほんタメ」のMCを務める齋藤明里さん。
ヨビノリたくみさんと齋藤さんが本気で選ぶ「ほんタメ文学賞」は、今回で第10回という節目を迎えています。
書店に行けば今すぐ確かめられる動きも出ているので、順番にまとめました。
第10回にふさわしく、賞のかたちにも変化がありました。
ミステリーを対象にした「たくみ部門」、純文学・エンタメを対象にした「あかりん部門」という従来の2部門に加え、新たに「ハードカバー賞」が設けられたのです。
その初代を手にしたのが、下村敦史さんの『ネタバレあり 双紋島の殺人』(光文社)でした。
先に結論をまとめると:
– あかりん部門大賞は一木けいさん『嵐の中で踊れ』(NHK出版)が受賞しました
– たくみ部門大賞と新設のハードカバー賞は、下村敦史さん『ネタバレあり 双紋島の殺人』(光文社)がW受賞しました
– TSUTAYA BOOKSTORE梅田MeRISEでは、受賞2作家のコメントとサイン色紙を並べた特設コーナーが展開中です
二冠になったのは下村敦史さんの『双紋島の殺人』
配信では、ヨビノリたくみさんと齋藤明里さんがそれぞれのノミネート作から大賞を発表しました。
あかりん部門を制したのは一木けいさんの『嵐の中で踊れ』。
そしてたくみ部門の大賞に加え、新設のハードカバー賞まで手にしたのが下村敦史さんの『ネタバレあり 双紋島の殺人』です。
ひとつの作品がふたつの賞を同時に持ち帰るのは、この文学賞の歴史でも珍しい出来事でした。
二人がトロフィーを掲げて笑顔を見せる様子に、リアルタイムで見ていたファンも盛り上がったようです。
発表後、書店の動きは早いものでした。
TSUTAYA BOOKSTORE梅田MeRISEでは、受賞した2作家のコメントとサイン色紙を並べた特設コーナーがすでに展開されています。
【第10回 #ほんタメ文学賞】
— TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE (@TSUTAYAMeRISE) 2026年8月1日
特設コーナー展開中📚✨
おふたりのコメントとサイン色紙を新たに展開しております!
作品への想いが伝わるコメントを見ながらお気に入りの1冊を見つけてみてください!
※ノベルティはランダムでの封入となります
#ほんタメ文学賞特設 #TSUTAYABOOKSTORE梅田MeRISE pic.twitter.com/2hJnWPDvfK
ノベルティはランダム封入とのこと。
どの作家のコメントが手に入るかは、実際に足を運んでみないと分からない仕掛けになっています。
ただ、なぜひとつの作品が二つの賞を占めることになったのか、そもそも「ほんタメ文学賞」とはどういう賞なのか。
番組の成り立ちから確かめてみました。
部門がみっつに増えた「ほんタメ文学賞」とは
「ほんタメ」は、教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと俳優の齋藤明里さんが本を紹介するYouTubeチャンネルです。
2021年に始まった「ほんタメ文学賞」は、二人がそれぞれ「面白い」と思った作品にお墨付きを与える賞です。
当初は半年に一度のペースでしたが、公式アナウンスにより第10回からは年1回の開催に変更されました。
部門名はそのまま二人の呼び名からきています。
ミステリー中心の「たくみ部門」、純文学・エンタメ中心の「あかりん部門」という住み分けは、これまでの回でも変わっていません。
ハードカバー賞は何のためにできたのか?
今回新設された「ハードカバー賞」については、選考の狙いや基準を説明する公式のアナウンスは見当たりませんでした。
既存の2部門に対して独立した枠として設けられたことは書店側の投稿からも確認できますが、詳しい趣旨は公式には明かされていません。
今後の配信で語られるのを待ちたいところです。
過去の回に目を向けると、第9回のたくみ部門大賞は三日市零さんの『魔女の館の殺人』でした。
回によって受賞作の顔ぶれは変わりますが、たくみ部門がミステリー作品を中心に選び続けている点は一貫しています。
今回の下村さんの二冠も、その延長線上で起きた出来事と見てよさそうです。
受賞後の動きとして、あかりん部門大賞の『嵐の中で踊れ』を出したNHK出版でも、購入者向けの企画が動いています。
作者の一木けいさんが、購入者一人ひとりの名前をサインとともに直筆で書き入れるという内容です。
ノンストップエンタメ青春群像小説『嵐の中で踊れ』をご購入いただいた方のお名前を、サインとともに一木けいさんがひとつひとつ直筆いたします✍️
— 「NHK出版 本がひらく」&書籍編集部 (@NHKWebMagazine) 2025年11月26日
貴重なこの機会にぜひ!#一木けい #嵐の中で踊れ @KeiIchiki https://t.co/FJ3Aytpi0u
配信の熱量が、書店の棚づくりや出版社の企画にまで波及している様子がうかがえます。
Pintab編集部の考察
第10回という節目に「ハードカバー賞」を足してきたのは、番組側が賞のマンネリ化を避けたい意図の表れに見えます。
部門が固定されたままだと、毎回「どちらが勝つか」という構図で消費されがちですが、新しい枠を足すことでひとつの作品が複数の評価軸で語られる余地が生まれます。
今回の下村敦史さんのW受賞は、その新しい仕組みが最初から機能した例といえそうです。
書店側もサイン色紙や特設コーナーという形で素早く反応しており、配信発の賞がリアル店舗の棚を動かす構図は、今後も同じパターンで再現される可能性がありそうです。
まとめ
第10回ほんタメ文学賞は、あかりん部門を一木けいさんの『嵐の中で踊れ』、たくみ部門と新設のハードカバー賞を下村敦史さんの『ネタバレあり 双紋島の殺人』が受賞しました。
TSUTAYA BOOKSTORE梅田MeRISEの特設コーナーなど、書店に行けば受賞の熱をそのまま確かめられます。