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「面白さと没入感が凄まじかった」文芸誌の表紙に俳優、小説すばるのHiGH&LOW10周年特集

Pintab編集部
「面白さと没入感が凄まじかった」文芸誌の表紙に俳優、小説すばるのHiGH&LOW10周年特集
Mashupin

タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!

表紙に写っているのは、俳優のAKIRAと川村壱馬。
ここだけ聞くと芸能誌の企画に思えますが、これを纏っているのは正真正銘の文芸誌『小説すばる』2026年10月号です。
中身は書き下ろしの短編小説5本と、漫画家による挿絵の描き下ろし。
文芸誌が実写の人物を表紙に起用すること自体、かなり珍しいことなんだそうです。

普段は小説をあまり読まない「HiGH&LOW」ファンにとっても、逆に文芸誌の常連読者にとっても、どちらの側からも気になる1冊に仕上がっているようなので、何が起きているのか調べてみました。

先に結論をまとめると:
– 『小説すばる』2026年10月号(9月16日発売・1,100円/10%税込)は、映像シリーズ「HiGH&LOW」の10周年を記念した大特集号です
– 三浦しをんら文芸作家5人が新作短編を書き下ろし、漫画家5人がそれぞれの短編に挿絵を添えています
– 表紙はAKIRAと川村壱馬が務め、誌面にはこの2人と脚本家・監督・演出家の平沼紀久による鼎談も収録されています

文芸誌なのに表紙が俳優、という組み合わせ

特集のタイトルは「行くぞテメェら!『HiGH&LOW』10周年祭り」。
集英社が発行する文芸誌『小説すばる』が、映像シリーズ「HiGH&LOW」の世界観を受け継いだオリジナル短編小説を5本掲載するという、かなり思い切った企画です。
表紙にはシリーズで琥珀役を演じたAKIRA(EXILE、EXILE THE SECOND)と、花岡楓士雄役の川村壱馬(THE RAMPAGE)が並びました。

実写の人物が文芸誌の表紙を飾ること自体が異例とされていて、書店の文芸誌コーナーに俳優の写真が並ぶ光景は、ふだん『小説すばる』を手に取らない層の目も引きそうです。
ただ、表紙のインパクトだけで終わる企画ではなさそうなので、中身を確かめてみました。

特集の中身を確かめると

誰が何を書き、誰が絵を添えたのか

今回の目玉は、文芸界で活躍する作家5人による書き下ろし短編と、それぞれに専属で挿絵を描き下ろした漫画家5人の組み合わせです。

  • 三浦しをん「草原の自由な獣たち」(挿絵:奥嶋ひろまさ)
  • 青崎有吾「鬼邪高文化祭」(挿絵:星野リリィ)
  • 葉真中顕「カウント・アンド・ベット」(挿絵:浅見よう)
  • 円居挽「轟²(とどろきのじじょう)」(挿絵:八田鮎子)
  • 吉川トリコ「苺美瑠狂はベクデルテストをパスする」(挿絵:雲田はるこ)

これに加えて、朱野帰子・芦沢央・阿津川辰海・織守きょうや・降田天によるエッセイも掲載されています。
作家ごとに組む漫画家が違うため、1冊の中で5通りの「HiGH&LOWの読み方」を味わえる構成になっているのが特徴です。

鼎談やコメントには何が書かれているのか

誌面にはAKIRA・川村壱馬・平沼紀久(脚本家・監督・演出家)による鼎談「ふたつのフェーズ、『新世界』へ」も収録されています。
川村壱馬は短編小説を読んだ感想として「面白さと没入感が凄まじかった」と語り、実際に映像化して観てみたいという気持ちに駆られたと述べているそうです。

LDHの他のメンバーからもコメントが寄せられています。
橘ケンチ(EXILE、EXILE THE SECOND)は、これまで映像では描かれなかった登場人物の背景を知りたいという思いが「叶った」と述べ、シリーズの世界が今後も広がっていくことへの期待をつづっています。
岩谷翔吾(THE RAMPAGE)は映像に映らない時間の生活感が新鮮だったとコメントし、堀夏喜(FANTASTICS)は登場人物たちの日常と激闘のコントラストが、シリーズの世界をより身近にしてくれたと振り返っているとのことです。
それぞれ立場は違っても、同じ作品を読んで別々の感想が出てくるのは、短編小説ならではの読み方の広がりを感じさせますね。

特典はどこで受け取れるのか

購入特典として、EXILE TRIBE STATIONの各店舗やライブ会場での購入者には、表紙写真を使ったL版ブロマイドが用意されているとのことです。
一般の書店でも『小説すばる』10月号自体は通常どおり購入できるため、特典の有無で入手経路が分かれる点は押さえておきたいところです。

Pintab編集部の考察:異ジャンルの掛け合わせが刺さった理由

今回の特集が興味深いのは、映像シリーズのファンダムを「文芸」という異なる棚に橋渡ししている点です。
ふだんアクション映像を追いかけているファンが、初めて短編小説という形式でキャラクターの背景に触れる機会になりますし、逆に文芸誌の読者にとっては、なじみのない映像シリーズの世界観を作家陣のフィルターを通して知るきっかけになります。

さらに作家と漫画家をそれぞれ1対1で組ませた構成は、読み手からすると「誰と誰の組み合わせで読むか」を選べる楽しみ方につながります。
これは単発のコラボ企画というより、ファン層の異なる2つの市場を同時に開拓しようとする狙いが透けて見える設計ではないでしょうか。
書店で手に取ってもらうハードルを、表紙の実写ビジュアルで一気に下げているのも納得できます。

まとめ

『小説すばる』2026年10月号は、HiGH&LOW10周年を記念して文芸作家5人と漫画家5人が組んだ書き下ろし短編を中心とした大特集号です。
表紙のインパクトだけでなく、鼎談やLDHメンバーのコメントまで含めて読み応えのある1冊に仕上がっているようです。

さらに深掘りしたい方へ

気になった方は、まず発売中の誌面を書店で確認してみてください。
特集の詳しい紹介やバックナンバー情報は、以下のリンクからもたどれます。

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