『復讐が足りない』全30話が完結、最終話「永遠にさようなら」で主人公は追い詰められながら逃げていた
調べてみたら面白かったから、みんなにも教えたくて。
逃げる主人公の足元に、まだ人通りのない路地と一台の車が描かれています。
『復讐が足りない』最終話は、制裁でも和解でもなく、正体がバレた主人公が追い詰められながら逃げる場面で幕を開けています。
9月22日、講談社の無料マンガ配信サービス「コミックDAYS」で連載されてきたこの作品が、第30話「永遠にさようなら」を公開し、全30話で幕を閉じています。
無料連載を追いかけている人にとって、最終話がどう着地するかは他人事ではないはずです。
今回は公開された最終話の中身と、単行本の今後を確認してみました。
先に結論をまとめると:
– 『復讐が足りない』(冬野梅子)が9月22日に第30話「永遠にさようなら」を無料公開し、全30話で完結
– 最終話は、身元を疑われた主人公がとっさに人違いだと言い張るも追い詰められ、逃げる場面が描かれている
– 単行本は既刊4巻(最新は2026年9月9日発売)。
続巻の情報は講談社公式サイトで確認できなかった
「最終30話無料配信中」の投稿が伝えた完結
『復讐が足りない』は、小さなIT企業に勤める復田朱里を主人公にした連載です。
同僚の女性が性被害を理由に会社を去ったと知り、抑えていた感情に火がついていく――そんな筋書きで、隔週ペースの更新を重ねてきました。
9月22日、公式アカウントは次のように更新を告げています。
『復讐が足りない』無料話更新
— コミックDAYS|コミックデイズ (@comicdays_team) 2026年9月22日
#30「永遠にさようなら」
性犯罪を裁けなかった法律に、裁かれる?
▼サクサク読めるアプリのDLは▼https://t.co/Gq09orsmQF#コミックDAYSで読む↓https://t.co/RFxz8Q6EtW pic.twitter.com/QE7bw9oHac
投稿にある通り、最終話のタイトルは「永遠にさようなら」。
あわせて添えられた「性犯罪を裁けなかった法律に、裁かれる?」という一文からも、単純な仕返し劇としては終わらせない構成だったことがうかがえます。
ただ、この一文だけでは物語がどう決着したのかまでは分かりません。
実際の最終話に何が描かれていたのか、公開された画像から確認してみました。
調べて分かったこと
最終話で主人公は何をしていたのか
公式アカウントが添付した最終話の扉ページと本編カットを見ると、物語は追い詰められた朱里が、ビデオ通話越しに「あいつを脅していた女」だと名指しされる場面から始まります。
朱里はとっさに「人違いじゃないですか?」と言い張るものの、相手は声や服装まで見抜いていて、しらを切り通せる気配はありません。
さらに別の人物が「音声を持っている」と告げる場面もあり、朱里は路地を走って逃げながら「まだ死んだことはバレてない」と独白します。
復讐する側とされる側の境界を最後まで曖昧にしてきたこの作品が、着地点に選んだのは制裁の完了ではなく「逃げ切れるか」という緊張でした。
このあたりの経緯は、シリーズの公式プロモーションアカウントの投稿でも触れられています。
📢最終30話無料配信中🆓#復讐が足りない #冬野梅子
— 【公式】復讐が足りない④巻9/9発売【マンガ】 (@majimenaromance) 2026年9月22日
うっかり北広兄に顔を見られてしまい
身バレしてしまった復田。
咄嗟に逃走するも追い詰められてしまう。
復田の復讐の先にあるものは…?🌻
#30「永遠にさようなら」https://t.co/M2P9pLi4fK
投稿にあるとおり、うっかり顔を見られて身バレした朱里が、とっさに逃走を選ぶ場面が最終話の見どころだったようです。
復讐劇の主人公が最後まで「逃げる側」として描かれる構成は、この作品らしい終わり方だったと言えそうです。
作者はどんな漫画家なのか
作者の冬野梅子は、契約社員として働く主人公を描いた『まじめな会社員』や、近作『スルーロマンス』などで知られる漫画家です。
会社勤めのリアルな心理描写に定評があり、マンガ誌のランキング企画にも複数回選出されています。
『復讐が足りない』でも、加害と被害の境界をあいまいにしたまま物語を進める手法は、過去作から続く作風の延長線上にあるといえそうです。
性加害という重いテーマを扱いながらも説教くさくならず、読者を最後まで引っ張った要因のひとつは、この作家性にあるのかもしれません。
単行本はどこまで出ていて、これからどう読めるのか
講談社の公式サイトでは、既刊4巻(2026年9月9日発売)までの製品ページが確認できます。
連載を追っていなかった読者は、単行本でまとめて読む選択肢もありそうです。
次の巻が出るかどうかや発売時期について、2026年9月23日時点で講談社の公式サイトに情報は確認できませんでした。
連載は無料で最終話まで読めるので、まずは結末を確かめてから単行本を手に取るという読み方もできるでしょう。
読者はどう受け止めたのか
性加害というテーマを正面から扱いながら、隔週更新のペースを崩さず30話まで走り切ったこと自体、読者が追い続けやすい連載だったことの表れかもしれません。
無料の連載マンガは、更新が止まったり展開が長引いたりすると読者が離れやすいジャンルでもあります。
そのなかで最後まで一定のペースを保ち、明確な着地点まで描き切ったことは、決して当たり前ではない完走だったのではないでしょうか。
Pintab編集部の考察
無料連載の最終話は、単行本という「次の消費」への入り口でもあります。
『復讐が足りない』はこれまで隔週ペースで更新を重ね、既刊4巻を刊行してきました。
最終話まで無料で読めることは、単行本を買う理由を減らすようでいて、実は逆に働くことがあります。
物語の結末まで見届けた読者ほど、手元に通しで置いておきたいという動機を持ちやすく、完結を機にまとめ買いが起きやすいのが連載マンガの定番の流れです。
重いテーマを正面から扱った作品が更新ペースを崩さず走り切れたのは、読み手が伴走し続けた結果とも言えるでしょう。
続巻が発売されるかどうかを含め、公式からの続報が次に読者の関心を集めるタイミングになりそうです。
まとめ
『復讐が足りない』は9月22日、第30話「永遠にさようなら」で全30話の連載を終えました。
復讐劇として始まった物語は、最後まで加害と被害の境界を揺らし続け、正体を見破られた主人公が追い詰められながら逃げる場面が描かれています。
単行本は既刊4巻(最新は2026年9月9日発売)で、続巻の情報は本稿時点で確認できていません。