「推し国道、見つけたいです」――ゼンリンが自らマニアックすぎると認めたトレカの中身
タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!
全国に459路線ある一般国道を、1路線につき1枚のカードにする。
9月11日、地図会社ゼンリンがそんなトレーディングカードを発売しました。
国道17号や国道1号のような幹線から、海の上を走る区間を持つ国道まで、路線図と距離だけで見せるカードです。
地図を仕事にする会社が、なぜここまで振り切った商品を出したのか。
推し活グッズを普段追いかけている読者にも、コレクションの作り方として参考になる部分がありそうです。
先に結論をまとめると:
– ゼンリンが全国459路線の一般国道をテーマにしたトレーディングカード「一般国道トレカ」を9月11日に発売しました
– カードは3段階のレア度で、路線の総延長が短いほどレアになる仕組みです
– 発案は社内公募で、ゼンリン自身がXで「マニアックすぎる」と自認しています
「推し国道、見つけたいです」――Xで反応したのはVTuber
発売と同時にXで反応したのは、バーチャルシンガーのAZKiさんでした。
おはあずき☀️本日ゼンリンから発売されるという「一般国道トレカ」とても…欲しいです…✋️
— AZKi (@AZKi_VDiVA) 2026年9月10日
推し国道、見つけたいです🚗
「推し国道」という言い回しが独特ですが、実際にこのカードは推しキャラクターのグッズ集めと同じ感覚で楽しめる作りになっています。
ただ、なぜ地図会社が国道のトレカを作るに至ったのか、その経緯は投稿だけでは分かりません。
公式発表を確認してみました。
調べて分かったこと――3段階のレア度と、社員発案という出自
ゼンリンの公式アカウントは、発売にあたって次のように投稿しています。
【お知らせ】一般国道トレカを9/11に新発売いたします、さすがにマニアックすぎるだろ!!! pic.twitter.com/lu1GdQWi8o
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) 2026年9月8日
レア度はどう決まるのか
カードのレア度は3段階です。
総延長100km以上の路線は「C(コモン)」、50〜99kmは「U(アンコモン)」、49km以下は「R(レア)」に分類されます。
短い路線ほどレアになるという、地図会社ならではの発想です。
レアカードにはホログラム加工が施され、さらにパックには社員が選んだ特別仕様の「SR(スーパーレア)」がランダムで封入されています。
カードを見比べると路線の個性が分かる
カード1枚1枚には、路線図に加えて国道番号、総延長距離、海上区間の距離、起点と終点が記載されています。
1枚だけ見ても地図の豆知識カードですが、複数枚を並べて比べると、「海の上を走る区間がある国道」や「空港を起点にしている国道」といった、路線ごとの個性が浮かび上がる構成になっています。
単に情報を並べるのではなく、比較して初めて面白さが分かる作りになっている点が、地図の専門会社らしいところです。
発案は社内公募だった
商品化のきっかけは、社内有志から集めたテーマ案の中で一般国道が最も人気を集めたことでした。
地図情報を集める部門と編集を担当する部門が加わり、「ゼンリンが一丸となって制作した」と紹介されています。
カードデザイン担当者は「一推しのカード」として、横浜・八王子・川越・つくば・木更津など首都圏の都市を広域に結ぶ国道468号(首都圏中央連絡自動車道)を挙げていますが、SRカードの路線自体は公表されていません。
価格とラインナップ
1パックは550円(税込)で、カード7枚がランダムに封入されています。
第1弾はシリーズ①(76路線)とシリーズ②(77路線)の計153路線で構成され、それぞれのコンプリートBOXは5,500円です。
オンライン限定で両シリーズをまとめた初回限定セットは12,100円で、敦賀市・岡山町1丁目交差点の看板をモチーフにしたアクリルキーホルダーが付属します。
オンラインストアでは9月11日、店舗では9月12日から順次販売されています。
Pintab編集部の考察:ニッチさを隠さないから伸びる
このカードが面白いのは、ゼンリン自身がマニアックさを隠さず前面に出していることです。
国道という誰もが目にするのに誰も詳しく知らない題材を、社員が「好きだから」という理由で選んだ路線をSRカードにする。
企業公式のグッズにしては珍しく、作り手の顔が見える設計になっています。
推し活グッズの多くはキャラクターへの愛着が起点ですが、このトレカは「知る人ぞ知る対象への愛着」を、レア度という数値に翻訳した点が独特です。
国道468号を「一推し」に挙げたデザイン担当者のように、作り手の思い入れが商品の紹介文にそのまま表れる姿勢は、コレクターにとって「誰が関わったか」まで含めて楽しめる要素になっています。
ニッチな題材ほど、作り手の熱量を隠さないほうが手に取ってもらえるのかもしれません。
まとめ
ゼンリンの「一般国道トレカ」は、地図会社らしい視点でレア度を設計した、社員発案のトレーディングカードです。
9月11日にオンラインで、12日から店舗でも順次販売されています。
まずは1パックから、自分の通勤路や地元の国道が何ランクなのか確かめてみるのも楽しそうです。
さらに深掘りしたい方へ
商品の詳細はゼンリンのマップデザインギャラリーや、Car Watchの紹介記事、INTERNET Watchの詳報で確認できます。
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