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「安牌イケメンとピュアヤンキー2人のお話です」――24名描き下ろしBL誌『N.BlendX』、450ページ超で紙・電子同時発売

Pintab編集部
「安牌イケメンとピュアヤンキー2人のお話です」――24名描き下ろしBL誌『N.BlendX』、450ページ超で紙・電子同時発売
Mashupin

これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!

A5判、450ページ超、定価2500円(税込)。
この一冊に、24名の作家による完全描き下ろし漫画が詰め込まれています。
10月2日に紙と電子で同時発売された『N.BlendX vol.1 運命の出会い』は、商業BLレーベル「N.Blend」が送り出す読み切り特別誌です。
表紙を手がけたのはおげれつたなかさん。
好きな作家の新作をまとめて追いたい方にも、BL(ボーイズラブ)というジャンルの“今”を知りたい方にも、見ておいて損のない動きが詰まっています。

先に結論をまとめると:
– 10月2日、商業BLレーベルN.Blendの特別誌『N.BlendX vol.1』が紙・電子同時発売。
定価2500円(税込・A5判・450ページ超)
– 名原しょうこさん、飾さん、CRPNさん、灰田ナナコさん、端丘さんら24名が完全描き下ろしで参加し、表紙はおげれつたなかさんによる箔押し仕様
– 電子版は3分冊で配信され、紙・電子それぞれに特典企画が用意されている

創刊発表から1カ月半、サイン会開催まで動いた舞台裏

発行元のナンバーナインが運営するBlendレーベルの公式アカウントが「N.BlendX」の創刊を発表したのは、発売の約1カ月半前にあたる8月のことでした。
創刊記念としてサイン会の開催も決まり、登壇予定作家としてCRPNさん、名原しょうこさん、西本ろうさんの名前が挙がっています。

発表時点での投稿がこちらです。

池袋での開催が予告されたこのサイン会は10月18日に実施予定で、創刊そのものよりも先にイベントの告知が広がっていた格好です。
発売の1カ月半前という早い段階からイベント情報まで動いていたことからも、レーベル側がこの創刊をかなり力を入れて準備してきたことがうかがえます。
ただ、告知の時点ではまだ「誰が何を描くのか」の詳細までは見えていませんでした。
そこで、実際の中身を一次情報で確かめてみます。

調べて分かったこと

24人は、それぞれ何を描いたのか?

今回参加しているのは、青木らきさん、あおの晴さん、アラタアキさん、イズミハルカさん、おげれつたなかさん、飾さん、CRPNさん、暮田マキネさん、小丸オイコさん、すずくこまさん、滝端さん、琢磨さん、dotsucoさん、なつきゆかさん、七緒さん、名原しょうこさん、西本ろうさん、灰田ナナコさん、端丘さん、ハッピ〜ワニワニさん、柊木メイさん、広瀬りささん、山田ノノノさん、ヤマヲミさんの計24名です。
商業BLの第一線で活躍する作家から、同人出身の注目株まで幅が広く、公式発表では参加作家のSNSフォロワー合計が200万人超にのぼるとされています。

参加作家の1人、tanaca_さんは創刊発表を受けて、自身の寄稿作について次のように投稿しています。

「安牌イケメンとピュアヤンキー2人のお話です」という一文からも分かる通り、収録作は作家ごとに異なるテイストの読み切りが並ぶ構成のようです。
24本の読み切りが1冊に同居するというのは、単独作家のコミックスでは味わえない楽しみ方かもしれません。

なぜ単行本ではなく「特別誌」の形をとったのか?

通常のBLコミックスは1作家につき1冊が基本ですが、『N.BlendX』はあえて複数作家の読み切りを束ねる「特別誌」というフォーマットを選んでいます。
A5判・450ページ超というボリュームは、月刊誌数カ月分に匹敵する厚みです。
紙版は箔押し仕様のカバー付きという装丁にもこだわりが見られ、電子版はストアごとに3分冊で配信される形がとられています。
1冊にまとめず分けて配信することで、電子書籍ストアでも手に取りやすい価格帯・ボリューム感に調整したと見られます。

表紙はなぜおげれつたなかさんが手がけたのか?

表紙イラストを担当したおげれつたなかさんは、自身も作家として作品を寄稿している1人です。
創刊号という節目の表紙を参加作家自身が手がけることで、「作家が作る特別誌」という企画全体のコンセプトを表紙からも伝える狙いがあったと考えられます。
箔押しという装丁面でのこだわりも含め、単なる合同誌ではなく“永久保存版”として手元に残したくなる作りを意識しているようです。

Pintab編集部の考察:24人分の企画をどう成立させたか

今回の『N.BlendX』が興味深いのは、個々の読み切りの内容以上に「24名を1冊にまとめる」という企画の作り込みです。
商業BLでは通常、単独作家の新刊か、既存アンソロジーへの寄稿というかたちが中心で、ここまでの規模で“描き下ろし限定”の読み切り特別誌を組むのは珍しい部類に入ります。
参加作家のフォロワーを合算すれば200万人を超えるという発表も、1冊の雑誌としては異例の母数です。

電子版を3分冊に分けた判断も、単なる価格調整にとどまらない意味がありそうです。
紙の特別誌という「物としての満足感」を保ちながら、電子読者には手に取りやすい単位で届ける——紙と電子で違う体験を用意する設計は、他のアンソロジー企画でも応用が利く手法に見えます。
BLジャンルは個人作家のファンダムが強く、作品単位より「作家買い」が起きやすい市場です。
その特性を踏まえると、24名を横並びで1冊に収める今回の企画は、普段追っている作家の新作を見つけるきっかけであると同時に、まだ知らない作家と出会う入り口としても機能しそうです。
表紙を担当作家自身が描くという選択も、その“出会いの場”としての性格を象徴しているように映ります。

まとめ

『N.BlendX vol.1 運命の出会い』は、24名の描き下ろしと箔押し表紙というこだわりを詰め込み、紙・電子同時発売というかたちで送り出された一冊です。
気になる作家の名前を見つけたら、まずは電子版の試し読みから手に取ってみるのもよさそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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