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「全話読み切るには…無理では?」――こち亀、連載50周年で全1965話を50時間無料公開

Pintab編集部
「全話読み切るには…無理では?」――こち亀、連載50周年で全1965話を50時間無料公開
Mashupin

タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!

「1話あたり約1分30秒のペースで読み進める必要がある……無理では?」

そんな指摘とともに、2026年9月4日から少年ジャンプ+とゼブラックで、ある無料公開企画が始まりました。
対象は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称「こち亀」の全1965話です。
第1話から最新話までを、9月6日13時59分までの50時間限定で誰でも読める状態にしたのです。

連載50周年と、約5年ぶりの新刊となるコミックス第202巻の発売を記念した企画でした。
単純計算で「読み切るのは無理」と分かっていながら、Xでは自分の好きな回を探して読む人が相次いでいます。
何が起きているのか、単行本の状況とあわせて確認しました。

先に結論をまとめると:
– 『こち亀』の連載50周年とコミックス202巻(9月4日発売)を記念し、全1965話が9月6日13時59分まで無料公開されている
– Xでは「全話読破」より、思い出の1話を探して読む人が目立ち、話数ごとの感想投稿が広がっている
– 次巻となる203巻は10月2日発売予定で、無料公開の終了後も単行本や電子版で読み続けられる

50時間で1965話、Xで起きた”1話選び”の盛り上がり

企画の告知は、Xでも大きな反応を呼びました。

「全話読み切るには1話あたり約1分30秒のペースで読み進める必要がある……無理では?」

この投稿は公開初日で4,700件を超えるいいねを集めています。
実際、201巻分・1965話を50時間で読み切ろうとすれば、単純計算で1話1分半のペースが必要になる計算です。
もっとも、読者の多くは「全話制覇」を目指したわけではありませんでした。

ただ、この無理ゲーのような数字だけでは、なぜここまで盛り上がったのかまでは見えてきません。
実際にXでどんな話数が読まれていたのかを追ってみました。

なぜ「全話読破」ではなく”1話選び”で盛り上がったのか?

Xの投稿を見ていくと、多くの人が挑んでいたのは「全話読破」ではなく、思い出深い1話を探して読み返すことでした。

「こち亀無料期間中にとりあえず読んでほしいエピソード2 作者が少女革命ウテナを好きすぎてウテナとアンシーとチュチュを出してしまった回」

こうした”布教”投稿が相次いだ背景には、こち亀が50年で積み重ねてきた話数の多さそのものがあります。
1965話ともなれば、読者ごとに”刺さった回”が違い、それぞれが別の話数を勧め合う構図が自然と生まれます。
全話無料という太っ腹な企画が、結果的に「思い出の共有大会」のような場を作った形です。

202巻・203巻には何が起きているのか?

今回の無料公開は、9月4日発売のコミックス第202巻を記念したものです。
202巻は約5年ぶりの新刊です。
今回無料公開されている全1965話には、「こち亀展」の会場で展示されていたエピソードも含まれています。

「[第1275話]こちら葛飾区亀有公園前派出所 檸檬好き嫌い回、かなり良かった。」

この投稿は7,000件を超えるいいねを集め、無料公開中の話数の中でも特に反応が大きい1本になりました。
202巻に続き、第203巻は2026年10月2日発売予定であることも発表されています。
50時間の無料公開が終わっても、気に入った回は単行本や電子版で改めて手元に置けるということです。

こち亀の50周年記念サイトには、セリフから該当話数を検索できる機能も用意されており、「あの名台詞、何話だっけ」という探し方もできるようになっています。
半世紀分のアーカイブを、読者自身が掘り返せる仕組みが整った形です。

Pintab編集部の考察:50年分のアーカイブが”布教ツール”になった

今回の企画で興味深いのは、無料公開が新規読者の獲得より先に、既存ファンの熱を再燃させた点です。
1965話という物量は、普通なら「多すぎて手が出ない」という壁になりがちです。
ですが期間限定・全話無料という条件が付いた瞬間、読者は自分の”推し回”を探すゲームに変わりました。

これは単行本を1冊ずつ売る通常の販促とは違う動き方です。
あらすじやネタバレではなく、「この回が好き」という個人的な体験の共有がSNS上で連鎖し、それ自体が202巻・203巻へ関心を向ける導線になっています。
無料公開が「新規読者の獲得」より先に「既存ファンの再燃」を引き起こしたのは、50周年という節目だからこそ成立した動き方でしょう。
物量頼みではない布教のかたちと言えそうです。

まとめ

『こち亀』の全1965話無料公開は、9月6日13時59分で終了します。
気になった話数は、コミックス202巻や10月2日発売予定の203巻で改めて読み返せそうです。

さらに深掘りしたい方へ

企画の詳細については、以下の記事も参考になります。

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