「こういった賞には一生縁がないと思っていた」――7,952作品・38万票の次にくるマンガ大賞2026、無名作家に起きたこと
今日はこれが気になったよ。詳しく見ていこう!
「こういった賞には一生縁がないと思っていたのでとても嬉しいです」。
9月16日、次にくるマンガ大賞2026の結果発表を受けて、あるコミック作家がXにそう綴った。
7,952作品がエントリーし、約38万票が集まった読者投票企画で、コミックス部門20位という順位に届いた喜びの言葉だ。
無名の作家でも、読者の投票次第で名前が全国に届く。
そんな仕組みが、今回もまたXの中で可視化された。
先に結論をまとめると:
– コミックス部門1位は『さむわんへるつ』(ヤマノエイ)、Webマンガ部門1位は『おかえり水平線』(渡部大羊)
– エントリー総数7,952作品、投票総数は両部門あわせて約38万票
– 受賞を記念して上位作の試し読みが公式サイトで公開されており、今すぐ内容を確かめられる
発表直後、Xに広がった受賞報告
コミックス部門1位を受賞した『さむわんへるつ』の公式アカウントは、こう投稿している。
\ଳ㊗ #次にくるマンガ大賞1位 ଳ/
次にくるマンガ大賞2026 コミックス部門第1位🥇
たくさんの応援ありがとうございました!
受賞を記念してジャンプ+&ゼブラックにて1巻分を無料公開
\ଳ㊗ #次にくるマンガ大賞1位 ଳ /
— さむわんへるつ【公式】 (@someone_hertz) 2026年9月16日
次にくるマンガ大賞2026 コミックス部門第1位🥇
たくさんの応援ありがとうございました!
受賞を記念してジャンプ+&ゼブラックにて1巻分を無料公開✨
『#さむわんへるつ』未読の方は是非この機会にお試しください!! pic.twitter.com/7ksa4VN66b
『さむわんへるつ』は『週刊少年ジャンプ』で連載中のラブコメディで、深夜ラジオが好きな生徒会長・梟森未明と、番組の人気リスナーでもあるクラスメイト・水尾海月が、お互いの正体を知ったことから距離を縮めていく物語だ。
1位受賞にあわせて1巻分が無料公開されており、これまで読んだことがなかった人でも今すぐ内容を確かめられる状態になっている。
ただ、盛り上がっていたのは1位の作品だけではない。
ランキング発表の直後から、順位に関わらず多くの作家がXで感謝や喜びを口にしていた。
なぜこの賞が、これほど注目されるのか?
「次にくるマンガ大賞」は、専門家や編集者ではなく読者投票で順位が決まる点が特徴の企画だ。
今回はコミックス部門・Webマンガ部門をあわせて7,952作品がエントリーし、約38万票が投じられた。
この規模の読者参加があるからこそ、順位が発表された瞬間にXで反応が連鎖する。
Webマンガ部門では、少年ジャンプ+の公式アカウントも動いた。
🏆#次にくるマンガ大賞 2026🏆
ジャンプ+作品から11作品が<Webマンガ部門>にランクインしました🎊
第1位『おかえり水平線』
🏆#次にくるマンガ大賞 2026🏆
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) 2026年9月16日
ジャンプ+作品から11作品が<Webマンガ部門>にランクインしました🎊
第1位『おかえり水平線』
第2位『ヒトナー』
第4位『大人大戦』
第5位『都市伝説先輩』
第8位『来見沢善彦の愚行』
第9位『WITCHRIV』
第12位『生活マン』
第14位『神ヨムふたり』…
Webマンガ部門1位の『おかえり水平線』は、祖父の営む銭湯を手伝う高校生・柿内遼馬のもとに、亡き父の写真を持った少年が現れるところから始まる人間ドラマだ。
義理の兄弟となった2人の関係を描く内容で、2025年3月から少年ジャンプ+で連載中。
今回の1位は、既に「マンガ大賞2026」で4位に選ばれていた実績に続く形になる。
順位に入らなかった作品にも、反応は広がった
今回目立ったのは、上位以外の作家の投稿だ。
『魔力枯れのダークエルフ』の作者・板橋大祐さんは、ランクインを逃したことをそのまま報告している。
「次にくるマンガ大賞2026」にて、『魔力枯れのダークエルフ』はランクインとはなりませんでした。
それでも、まだ1巻しか出ていないこの作品をノミネートまで押し上げていただき、そしてたくさんの方に投票していただけたこと、本当に嬉しかったです。
「次にくるマンガ大賞2026」にて、『魔力枯れのダークエルフ』はランクインとはなりませんでした。
— 板橋大祐 (@yamaitabashi) 2026年9月16日
それでも、まだ1巻しか出ていないこの作品をノミネートまで押し上げていただき、そしてたくさんの方に投票していただけたこと、本当に嬉しかったです。… pic.twitter.com/6hXz5SYVaq
ランクインの有無にかかわらず、エントリーされたこと自体を前向きに受け止める投稿が多く見られたのも今回の特徴だ。
『境界のメロディ』は冷凍食品にちなんだ「ニチレイ賞」という特別賞を受け取り、コミックス部門2位の『ふたりバス』やWebマンガ部門17位の『盛りあがらないデート』など、幅広い順位の作家がそれぞれの喜びをXで発信していた。
順位という一列の指標だけでは測れない反応の広がりが、今回の投稿群からは見えてくる。
Pintab編集部の考察:読者投票という「見える化」が生む熱量
次にくるマンガ大賞のような読者投票型の企画が面白いのは、順位そのものよりも、順位が発表された瞬間に作家自身がXで反応を示す点です。
今回のように20位や17位といった、いわゆる「際どい順位」の作家ほど感謝の言葉が熱を帯びていたのは、投票という行為を通じて読者の存在を直接感じ取れたからでしょう。
ランクインを逃した『魔力枯れのダークエルフ』の投稿が多くの反応を集めたことも、順位より「エントリーされ、投票された」という事実自体に価値を見出す読者が一定数いることを示しています。
出版社が主導する権威型の賞とは異なり、票数という具体的な数字が可視化される分だけ、結果に対する納得感と、それを共有したくなる熱量の両方が生まれやすい構造になっていそうです。
まとめ
次にくるマンガ大賞2026は、上位作品だけでなく、順位に関わらず多くの作家の感謝の声がXに広がった発表になりました。
気になる作品があれば、受賞を機に公開されている試し読みから触れてみるとよさそうです。
さらに深掘りしたい方へ
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