「たまらん」に1万いいね超え――新連載『学者と狩人』、注文の5倍という満足感の中身
これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!
軽くステーキ100gのつもりで注文したら、500g出てきた気分だ――。
X上でそう例えられたのは、2026年8月20日にスタートしたばかりの新連載『学者と狩人』の第1話でした。
投稿は「たまらん」という一言から始まり、公開から半日足らずで1万件を超える「いいね」を集めています。
新連載の第1話がここまでの反応を集めるのは珍しく、何が読者をここまで動かしたのかを確認してみました。
新しい沼を探しているマンガ好きにとっては、単行本が出る前に”当たりかどうか”を見極める材料になりそうです。
先に結論をまとめると:
– 『学者と狩人』は2026年8月20日発売の「青騎士」33号で連載開始、著者・六木竜水にとって初の連載作品
– 第1話は現在カドコミ(コミックウォーカー)とニコニコ漫画で無料公開中、第2話は11月20日公開予定
– コミックス第1巻は2027年初春発売予定。
単行本を待たずアプリで今すぐ続きを追える
1万1000いいね、リツイート1,000件超を呼んだ第1話
投稿したのは一般の読者アカウント(@HamelnFilgaia)。
第1話「魔獣狩り」を読んだ感想として、こう綴っています。
たまらん
— ハーメルンのルシエド太郎 (@HamelnFilgaia) 2026年9月21日
軽くステーキ100gのつもりで注文したら500g出てきましたくらいの気持ちだ。満足感がすんごい
開拓民を襲う、未知なる土地に生きる、自然災害にも等しい強大な大魔獣たち……それに立ち向かう、知の学者と強き狩人のバディ!
【第1話:魔獣狩り】学者と狩人https://t.co/loxQCBfNWI pic.twitter.com/G5o6Ebuxne
「開拓民を襲う、未知なる土地に生きる、自然災害にも等しい強大な大魔獣たち……それに立ち向かう、知の学者と強き狩人のバディ!」という一文からも分かる通りです。
評価されているのはキャラクターの掛け合いだけではなく、世界観そのものの密度でした。
この投稿は公開からわずか数時間で1,000件を超えるリツイートと1万1000件超のいいねを集めたとみられます。
引用ツイートも78件に上り、反応の広がりがうかがえます。
ただ、新連載の初回がここまで拡散されるのは決して当たり前のことではありません。
実際に何が描かれているのか、公式情報で確認してみます。
新連載なのに、なぜここまで作り込まれているのか
どんな世界を舞台にした物語なのか
『学者と狩人』は、神と悪魔の古い戦いの後、地上が人間に委ねられたという設定から始まります。
しかし悪魔は魔獣を放ち、人間が新たに開拓した帝国領ルトラントの奪還を狙っています。
作中では「地鯨(ちげい)の災」と呼ばれる大災害が起点になっており、巨大な魔獣・地鯨(バフマト)が大陸全土を蹂躙した末に再び姿を消した、という過去が語られます。
投稿に添付された場面カットでは、集落をまるごと見下ろすほどの巨躯を持つ魔獣が描かれ、「薄れかけていた開拓民の悪魔への恐怖を人々に刻み込んだ」という地の文が添えられていました。
数十メートル級の脅威が日常の隣にある、という距離感が第1話から提示されている格好です。
学者と狩人、なぜこの二人が組むのか
主人公は「学者」リツェルと「狩人」ヴィザルの二人組です。
リツェルは魔獣の生態を研究し、その脅威にどう対処すべきかを考える役回り。
一方のヴィザルは、目の前の魔獣を排除することに専念します。
魔獣とどう向き合うかで思想がまったく噛み合わない二人が、同じ目的地を目指して旅をするという構図が、単なるバトルものに終わらない奥行きを作っています。
共存を模索する視点と、駆逐を急ぐ視点がそのまま併走するので、読み進めるほどに「どちらの言い分にも一理ある」と感じさせられる作りです。
いつ、どこで読めるのか
第1話「魔獣狩り」は、カドコミ(コミックウォーカー)とニコニコ漫画で無料公開されています。
第2話は2026年11月20日公開予定で、雑誌掲載としては「青騎士」に続けて載ることになります。
コミックス第1巻は2027年初春発売予定と発表されており、今のところ単行本を待たなくてもアプリ経由で本編を追いかけられる状態です。
著者の六木竜水にとってはこれが初連載作品にあたり、「青騎士」33号の表紙も飾っています。
新人作家の第一作がいきなり表紙を任されるのは、編集部側の期待の高さの表れと見ることもできそうです。
Pintab編集部の考察
新連載の第1話がここまで話題になるケースは、実はそれほど多くありません。
多くの新連載は数話かけて世界観を説明し、読者の反応もじわじわ積み上がっていくのが一般的です。
ところが『学者と狩人』は初回から「魔獣の規模」「対照的な主人公コンビ」という分かりやすいフックを両方そろえて出してきました。
SNSでバズる新連載に共通するのは、1話だけ読んでも次を読みたくなる情報の出し方ができているかどうかです。
今回のように「学者vs狩人」という対立軸が最初から明確だと、読者は2話以降どちらの視点が正しくなるのかを予想したくなります。
単行本が2027年初春とまだ先である以上、今この段階で追いかけ始めれば、他の読者と同じタイミングで展開を追える数少ないチャンスとも言えそうです。
まとめ
『学者と狩人』は、初回から1万件超のいいねを集めた新連載です。
対照的な主人公コンビと巨大魔獣という骨太な世界観が、第1話だけで多くの読者を引き込みました。
続きが気になる方は、単行本を待たずカドコミやニコニコ漫画でチェックしてみてください。
さらに深掘りしたい方へ
第1話「魔獣狩り」はカドコミ(コミックウォーカー)とニコニコ漫画で無料公開中です。
連載の背景や作品紹介は「青騎士」33号の特集記事でも読むことができます。
あわせて読みたい
「新連載が決まりました」――めちゃコミック新レーベル「HACHA」に18人の作家が集まった理由
女優の秘密は靴の中に――ジャンプ+新連載『エヴァンジェリンは靴を履く』が足に賭けた理由
「ラヴクラフティアンは必読」――ジャンプ+新連載「ノイズリング」、初回100万ビューを集めた深海の中身
「新連載します」の一夜明け、もう一本――『チ。』の魚豊が週刊と月刊に同時多発させた理由
「だからお前とは付き合えない」と拒んだのに口説かれ続ける、新連載『おじさんの異世界転性』の仕掛け