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『サンキューピッチ』第7巻発売、帯は「嘘喰い」迫稔雄が描き下ろし

Pintab編集部
『サンキューピッチ』第7巻発売、帯は「嘘喰い」迫稔雄が描き下ろし
Mashupin

タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!

1日3球。
『サンキューピッチ』の主人公・桐山不折が全力で投げられる球数です。
怪我がきっかけで思い通りに投げられなくなったこの投手が、夜な夜な高校球児に「3球勝負」を挑む謎の存在「野球部狩り」として噂されていた——その物語の第7巻が、10月2日に集英社から発売されました。
価格は770円(税込)。
今回の新刊には、意外な人物による帯コメントとイラストが添えられています。

先に結論をまとめると:
– 『サンキューピッチ』第7巻が10月2日に発売、価格は770円(税込)
– 帯コメント・イラストを「嘘喰い」「バトゥーキ」などで知られる迫稔雄さんが描き下ろし
– 作品は2025年のNext Manga Award(ウェブ部門)受賞作で、少年ジャンプ+で連載中

野球漫画のようで、野球漫画で終わらない物語

『サンキューピッチ』は少年ジャンプ+で2024年9月から連載中の漫画です。
神奈川県の高校球児の間で、驚異的な速球を持ち「3球勝負」を挑んでは負けたことがないという謎の男「野球部狩り」の噂が広まっていました。
その正体は、怪我がきっかけのイップス(精神的な要因で思い通りの動作ができなくなる症状)で、1日に3球しか全力投球ができなくなった投手・桐山不折。
野球への未練からひそかに野球部狩りを続けていた桐山は、野球部主将の小堀に見込まれ、ワンポイントリリーフ(1人の打者やわずかな場面だけを任される救援投手の起用法)の切り札としてスカウトされます。

「エースが毎回全力で投げ続ける」という従来の野球漫画の定番を踏まえると、桐山の設定はその裏返しです。
足りない手数をどう配分するかという視点が持ち込まれたことで、試合の見どころも「打てるか・抑えられるか」だけでなく「どの場面でその3球を使うか」という采配の部分に広がっています。
限られた3球をどこで使うかという駆け引きが、試合の緊張感をそのまま読者の緊張感に変えています。
連載開始から単行本は7巻まで積み上がり、巻を追うごとに桐山の秘密を知る周囲の人物も増えてきました。

帯に名前を連ねたのは、ジャンルの違う作家だった

第7巻の帯には、「嘘喰い」「バトゥーキ」「げにかすり」などで知られる迫稔雄さんのコメントとイラストが寄せられました。
『嘘喰い』はギャンブルを題材に、限られた手札や持ち時間の中で相手の裏をかき合う心理戦を描いてきた作品です。
『サンキューピッチ』が高校野球を舞台にした青春漫画であるのに対し、迫稔雄さんの代表作はギャンブルや格闘技を題材にした作品が中心で、表面的なジャンルとしては距離があります。

なぜジャンルの違う作家が帯を書いたのか

公式な寄稿理由は明かされていませんが、両者に共通するのは「限られた手数・持ち時間の中でどう駆け引きをするか」という構造です。
『嘘喰い』が心理戦とギャンブルで緊張感を描いてきた作家だとすれば、「1日3球」という制約で試合を設計する『サンキューピッチ』は、ジャンルは違えど同じ種類の面白さを扱っている作品と映った可能性があります。
ジャンルを越えた作家からの評価は、野球漫画の枠を超えて読まれていることを示す一つの材料といえそうです。

Next Manga Award受賞作という裏付け

Next Manga Award(ネクストマンガ大賞)は、ウェブ発の漫画作品を対象にした賞で、『サンキューピッチ』は2025年のウェブ部門を受賞しています。
単行本の巻数を重ねながら、賞という客観的な評価もあわせて得てきた作品です。
7巻では、桐山の秘密を巡る情報戦が物語の軸になっており、「3球しか投げられない」という設定を知る者・知らない者の駆け引きが続きます。

発売日には書店店頭でキャラクターのトレーディングカードを配布する店舗もあり、単行本の購入自体を後押しする動きも見られました。
なお、今回は作品固有の話題に絞って確認できるXの投稿が見つからなかったため、Xでの反響については確認できた情報の範囲にとどめています。

Pintab編集部の考察

スポーツ漫画の帯コメントは、同ジャンルの先輩作家や著名人が務めるのが定番です。
そのなかで『サンキューピッチ』がジャンルの異なる迫稔雄さんを起用したのは、単なる話題作りではなく、作品の本質を見抜いた上でのキャスティングに見えます。
「全力投球できる回数が決まっている」という桐山の制約は、将棋や麻雀のような頭脳戦に近い緊張感を生む設定であり、野球経験の有無に関わらず引き込まれる構造を持っています。
ジャンルをまたいだ作家からの評価は、次の巻を手に取るきっかけを野球ファン以外にも広げる効果が期待できそうです。

帯というのは本来、同じ棚に並ぶ読者層に向けて「この本はあなたの好きなジャンルです」と伝えるための装置です。
あえて遠いジャンルの作家を起用したということは、編集側が『サンキューピッチ』を野球漫画の棚だけに置く気がないことの表れとも読めます。

単行本は紙版・電子版の両方で発売されており、少年ジャンプ+のアプリやブラウザ版では連載の最新話を追うこともできます。
2024年9月の連載開始から7巻まで積み上がったことになり、隔週更新というペースを踏まえると着実に巻数を重ねてきた作品です。

まとめ

『サンキューピッチ』第7巻は、ジャンルの異なる作家の帯コメントという新しい切り口を携えて発売されました。
桐山の秘密を巡る情報戦がどう決着するのか、次の巻の行方が気になるところです。

さらに深掘りしたい方へ

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