『新九郎、奔る!』24巻発売、伊豆半国止まりの伊勢新九郎——163話無料は10月10日まで
気になる話題を見つけてきたよ。さっそく紹介するね!
戦国時代の下剋上の元祖として知られる北条早雲。
その正体とされる伊勢新九郎盛時を主人公に据えた歴史漫画『新九郎、奔る!』の最新24巻が、2026年10月9日に発売されました。
ゆうきまさみさんが温めてきた題材を、連載開始から数えて24冊目まで描き続けている作品です。
定価825円、176ページ、小学館のビッグコミックスから刊行されています。
戦国武将の天下取りを描く作品は数あれど、この新九郎はまだ「一国の主」にすらなっていません。
室町から戦国へ移る時代の人間関係をじっくり追いたい読者にとって、見逃せない1冊になっています。
先に結論をまとめると:
– 24巻は伊豆半国を制圧した新九郎が、討ち損ねた堀越公方・足利茶々丸や夜襲、婚儀の騒動に直面する176ページ
– 発売を記念し、ビッコミ公式サイトで163話分が10月10日23時59分まで無料公開中
– 同じ時期にNetflixが大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の配信を10月5日から始め、鎌倉・室町期の歴史ドラマへの関心が重なっている
週刊スピリッツの表紙でも予告されていた24巻
24巻の発売は、週刊ビッグコミックスピリッツの公式アカウントからも告知されていました。
10月5日午後に投稿された発売号の紹介ツイートには、巻中カラーのページの単行本情報として『新九郎、奔る!』24巻の発売日が載っています。
『週刊スピリッツ』45号本日発売!
— 【公式】スピリッツ編集部 (@spiritsofficial) 2026年10月5日
○表紙・巻頭グラビア #堀未央奈
○巻頭カラー
『アオアシ ブラザーフット』小林有吾
TVアニメ絶賛放送中!
アニメOPアーティスト「10-FEET」SPインタビューを掲載!!
○巻中カラー
・単行本24集10/9ごろ発売!
『新九郎、奔る!』ゆうきまさみ… pic.twitter.com/b27fGyMgld
このツイートが示すとおり、24巻の発売は単独の告知ではなく、スピリッツ本誌の巻中カラーのコーナーで新刊情報として読者に届けられています。
連載が長期にわたっていることの表れでもあります。
24巻のあらすじは、堀越御所を攻め落としたものの当主・足利茶々丸を討ち損ねた新九郎が、伊豆半国の統治を進めていくというもの。
その最中にも夜襲を受け、別妻との婚儀に本妻が割って入り、姉からも難題を持ちかけられます。
天下統一どころか、伊豆一国の足場固めすらまだ道半ばという展開が続きます。
単行本には「室町コラム」も収録されており、政所執事を務めた蜷川親孝が足利将軍家を支えた「三管領」の仕組みを解説するページも付いています。
「時行の子孫」説を漫画はどう描いたか
発売日前後には、作品の歴史考証そのものに踏み込んだ投稿も見られました。
歴史研究者の黒田基樹氏や秦野裕介氏は「新九郎(伊勢宗瑞)は北条時行の子孫に連なる家の出」という説を唱えています。
ファンの投稿では、この説が本作でどう落とし込まれているかが語られています。
#逃げ上手の若君 最終巻発売や新史料発見で盛り上がる中タイムリーな #新九郎奔る 最新話更新
— ろうそま (@law_somajawp) 2026年10月4日
黒田基樹先生や @yuusukehatano 秦野裕介先生の説では時行の子孫に縁を繋げたとされている後北条氏の始まりの物語がいよいよ第二章に!
本作では宗瑞は横井掃部助の娘浅茅の子なので時行の子孫となってます https://t.co/4oZuB52XSg pic.twitter.com/uk3PpFCaOD
投稿では、作中で新九郎が横井掃部助の娘・浅茅の子として描かれており、浅茅が時行の末裔にあたる設定になっている点が紹介されています。
北条早雲の出自は史料が乏しく、諸説あるテーマです。
『新九郎、奔る!』はその学説の一つを物語に取り込み、伊豆に腰を据えていく後北条氏の起こりを丁寧に描いているようです。
24巻の発売にあわせて、ビッコミの公式サイトでは単行本未収録分を含む163話が10月10日23時59分まで無料で読めるキャンペーンが実施されています。
じっくり進む物語を無料で一気読みできる期間は残りわずかです。
同じ10月5日には、Netflixが大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の配信を開始しています。
こちらは鎌倉幕府執権・北条氏の物語で、時代も主役の家系も『新九郎、奔る!』とは異なります。
それでも、鎌倉から戦国にかけての北条氏をめぐる歴史コンテンツが同じ時期に並んだことになります。
Pintab編集部の考察
『新九郎、奔る!』が面白いのは、戦国時代劇にありがちな「天下取りへの最短ルート」を描いていない点です。
24巻かけてようやく伊豆半国というペース配分は、一見すると遅筆にも映ります。
しかし実際には、婚姻や家臣団の人間関係といった歴史の表舞台に出にくい部分を、丁寧に積み上げている結果です。
研究者の学説を物語に織り込む姿勢も、史実の空白を埋める創作としての誠実さの表れと言えます。
無料キャンペーンの設計も理にかなっています。
163話という分量は、1冊や2冊の試し読みでは伝わらない「積み重ねの面白さ」を体感してもらうには十分な量です。
新刊のタイミングで過去分をまとめて開放することで、新規読者が物語の厚みごと参入できる設計になっています。
長期連載の歴史漫画が新刊のたびに新しい読者を取り込むための、堅実なやり方の一つです。
まとめ
『新九郎、奔る!』24巻は、伊豆半国を手にした伊勢新九郎がさらなる困難に直面する176ページです。
163話無料公開は10月10日23時59分までなので、気になった方は期間中にチェックしてみてください。
さらに深掘りしたい方へ
『新九郎、奔る!』24巻の詳細は、小学館の公式書籍ページで確認できます。
あらすじや既刊情報はビッグコミックBROS.の作品ページにまとまっています。
163話無料キャンペーンはビッコミ公式サイトで読めます。
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