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全員が「なかよし」でつながっていた——偕成社の相関図に大人たちがほっこりした、ノンタン50周年の中身

Pintab編集部
全員が「なかよし」でつながっていた——偕成社の相関図に大人たちがほっこりした、ノンタン50周年の中身
Mashupin

これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!

白いネコを真ん中に、うさぎさんが3匹、くまさんも、たぬきさんも、みんな同じ「なかよし」の一本線でつながっている。
絵本『ノンタン』の版元・偕成社がX(旧Twitter)に投稿したキャラクター相関図に、思わず頬が緩んだという声が広がっています。
ノンタンが誕生してから、今年でちょうど50年。
反応をきっかけに近況を追いかけてみると、書店の店頭からも、展覧会の会場からも、50周年を祝う動きが次々と見えてきました。
子どもの頃に読んでもらった絵本を、今度は大人になって読み返す。
そんな読者にとって、見逃せない夏になっています。

先に結論をまとめると:
– 7年ぶりの新刊『ノンタンのおうち』が8月24日発売中(税込3,630円・立体しかけ絵本)
– 東京・立川のPLAY! MUSEUMで体験型の記念展覧会が9月27日まで開催中
– 全国の書店ではキャンペーンシール付きの本を買うと応募できる、抽選ぬいぐるみチャームフェアが11月8日まで実施中

相関図に大人たちがほっこりした理由

きっかけになったのは、偕成社の公式アカウントが投稿したという1枚の相関図です。
ノンタンを中心に、シリーズに登場する動物たちがすべて「なかよし」の線でつながっている内容です。
「みんな平等になかよしなのがいい」「子どもの頃を思い出した」といった反応が集まったと報じられています。
けんかをしても仲直りする、誰かを仲間はずれにしない——『ノンタン』シリーズが繰り返し描いてきたのは、そういう当たり前だけど大事な世界観でした。
相関図はその世界観をひと目で見せる、いわば50年分のダイジェストだったわけです。

ただ、相関図だけで盛り上がりが終わる話ではありませんでした。
今年のノンタンは、実際に「買える」「行ける」形でも動いています。

50年間、ノンタンは何をしてきたのか

『ノンタン』は1976年、絵本作家キヨノサチコさんの手で生まれました。
第1作『ノンタン ぶらんこ のせて』を皮切りに、シリーズ累計は3,500万部を突破。
保育園や図書館で必ずと言っていいほど見かける、いわば絵本界の国民的キャラクターです。
今年はその50周年ということで、偕成社が用意した企画は1つや2つではありません。

新刊はどんな絵本なのか?

まず新刊『ノンタンのおうち』。
ノンタンシリーズとしては実に7年ぶりの新作で、8月24日に発売されました。
ページを360度ぐるっとひらくと、そのままドールハウスに変身する立体しかけ絵本で、キッチン・バスルーム・ベッドルームの3つの部屋が現れる仕組みです。
付属のノンタンや小物人形、ペーパークラフト、ぬりえまで含めて40個以上のパーツが同梱されており、読むだけでなく手を動かして遊べる作りになっています。
価格は税込3,630円。
読み聞かせ用の絵本というより、そのまま遊び道具として渡せる1冊です。

展覧会では何が見られるのか?

もう1つの目玉が、東京都立川市のPLAY! MUSEUMで開催中の「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展です。
会期は7月18日から9月27日まで、開館時間は10時から18時(最終入館17時30分)。
絵本の原画およそ50点とスケッチが展示されるほか、「の」「を」「と」という3つのキーワードを軸に、映像作品や立体造形でノンタンの世界を体感できる構成になっているとのことです。
チケットは事前予約制で、公式サイトやコンビニ端末での購入に対応しています。
近隣のルミネ立川ともコラボ企画があり、館内でキャラクターを探すスタンプラリー形式で楽しめるようです。

書店フェアでは何がもらえるのか?

そして全国およそ1,300書店で展開されているのが、書店店頭フェア「ノンタンまつり2026」です。
今年はアパレルブランドBEAMS HEARTが初めて監修に加わり、ぬいぐるみメーカーNICIが製作したオリジナルぬいぐるみチャームが登場。
キャンペーンシール付きのノンタンシリーズを1冊購入すると応募でき、抽選で500名にプレゼントされる仕組みです。
応募の受付は8月下旬から始まっており、締め切りは11月8日。
冬にはBEAMS HEARTからノンタンデザインの別商品も発売予定とされています。

このほか、50周年の記念ロゴはグラフィックデザイナーの佐々木俊さんが手がけ、都営三田線・京王井の頭線のドア広告にも使われました(2026年3月31日まで掲出)。
日本で唯一のレゴ認定プロビルダーである三井淳平さんが制作したレゴ作品のノンタンも、首都圏の書店や展覧会で展示される予定とのこと。
1つのキャラクターの誕生日を、これだけ多方向から祝うキャンペーンはなかなか珍しいかもしれません。

Pintab編集部の考察:「なかよし」が50年通用した理由

今回まとめていて興味深かったのは、50周年企画の軸が「懐かしさ」だけに寄っていない点です。
ノンタンを知らない今の子どもにも新刊としてしかけ絵本を届け、大人には原画展という形で作品の成り立ちを見せ、ファン層の広いBEAMS HEARTとのコラボで新しい客層にも接点を作る。
世代ごとに違う入り口を同時に用意しているのが、この50周年キャンペーンの設計だと感じました。

そして相関図がほっこりされた理由も、単なる懐古ではなさそうです。
「誰も仲間はずれにしない」という関係性は、大人になった今読み返すと、当たり前ではなく意識して守られてきた世界観だったと気づかされます。
50年間シリーズが破綻しなかったのは、キャラクターを増やしても関係性の軸をぶらさなかったからではないでしょうか。
長寿シリーズが新規展開をするとき、キャラクターだけを増やして世界観が薄まってしまう例は少なくありません。
ノンタンの50周年企画が新刊・展覧会・グッズと手を広げながらも一貫して見えるのは、その軸のおかげだと思います。

まとめ

『ノンタン』は50周年を機に、新刊・展覧会・書店フェアという3つの入り口を用意しました。
相関図が呼んだ小さな「ほっこり」は、実はその入り口の1つに過ぎなかったようです。

さらに深掘りしたい方へ

新刊やフェアの詳細は、日々更新される公式情報を確認するのが確実です。

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