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「面白そうな本を求めて」——ジュンク堂池袋9階に人文系だけのZINEが集まる理由

Pintab編集部
「面白そうな本を求めて」——ジュンク堂池袋9階に人文系だけのZINEが集まる理由
Mashupin

今日はこれが気になったよ。詳しく見ていこう!

哲学書のとなりに、江戸の随筆をテーマにしたリトルプレスが並ぶ。
サブカルのコーナーには、誰も編集部に企画を通していない、作り手自身の熱量だけで作られた小冊子がずらり。
ジュンク堂書店池袋本店の9階イベントスペースで開かれている「人文系リトルプレス市」は、書店の売り場ではまず出会えない本が集まる、少し変わった即売会です。
今回で3回目。
SNSでの発信からも、気軽に立ち寄ってほしいという主催側の姿勢がうかがえます。

先に結論をまとめると:
– 8月29日・30日の12時〜18時、ジュンク堂書店池袋本店9階イベントスペースで開催
– 入場無料、人文系(哲学・歴史・民俗・エッセイなど)に絞ったリトルプレス(自主制作出版物)の即売会
– 2025年8月の第1回、2026年2月の第2回に続く3回目の開催で、シリーズ化している企画

なぜ「人文系」だけに絞るのか

コミックマーケットのような総合即売会と違い、この企画はジャンルを人文系に絞っているのが特徴です。
哲学、歴史、民俗学、随筆といった、いわゆる「読み物」寄りのリトルプレスだけを集めています。
それによって、普段は大型即売会の物量に埋もれてしまいがちな作り手にスポットライトが当たる構造になっています。
主催のジュンク堂書店池袋本店は公式X(旧Twitter)アカウントで「人文系限定のリトルプレスの即売会」と紹介しています。
これまで2回とも好評だったことから、3回目の開催が決まったとのことです。

X上では、参加サークルが自作のリトルプレスを紹介する投稿がいくつか見られ、テーマの幅広さがうかがえます。
ラーメンならぬ「冷麺」を切り口にした作品や、江戸随筆をテーマにした一冊、即身仏(ミイラ仏として知られる修行僧)を扱った小説など、書店の棚にはなかなか並ばないニッチな企画が話題に上っていたようです。
ジャンルを絞っているからこそ、逆に個々の作り手の関心の深さが見えてくる。
それがこのイベントの面白さなのかもしれません。

会場では何が起きているのか

会場は9階のイベントスペースで、時間は両日とも12時から18時まで、入場は無料です。
過去の開催記録を見ると、第1回は2025年8月、第2回は2026年2月に同じ会場・同じ形式で行われており、今回の第3回もその流れを踏襲した開催になります。

どんな本が並ぶのか?

出展されるのはいずれも、大手出版社を通さずに作り手自身が企画・制作した「リトルプレス」です。
ページ数の少ない小冊子から、テーマを深く掘り下げた研究誌のような体裁のものまで幅は広く、通常の書店の仕入れルートには乗らない本ばかり。
過去の回に参加したサークルの発信を見ると、頒布数を記録して振り返る参加者もいるなど、単なる物販イベントというより、作り手同士が手応えを確かめ合う場としても機能しているようです。

一般の書店イベントと何が違うのか?

サイン会やトークイベントのような「著者に会いに行く」タイプの書店イベントとは違い、ここでの主役はあくまで「まだ知らない本との出会い」です。
入場無料で気軽に立ち寄れることもあり、目当ての作品がなくても、ふらっと棚を眺めるだけで楽しめる設計になっています。
このイベントの姿勢からもうかがえるように、来場者に求められているのは特定の知識ではなく、未知の本への好奇心だけです。

なぜジュンク堂池袋なのか?

会場になっている池袋本店は、人文書の棚の充実ぶりで知られる大型店です。
日頃から専門書や研究書を探しに訪れる客層が一定数いる場所だからこそ、「人文系」というテーマ設定と会場の相性が良いと考えられます。
9階イベントスペースは通常、著者トークやサイン会にも使われる場所で、そこがリトルプレスの即売会に開放されること自体、書店側がこの企画に一定の手応えを感じている表れとも読めます。

Pintab編集部の考察:ジャンルを絞ることで生まれる熱量

即売会は種類を増やすほど間口が広がる一方、ジャンルを絞るほど密度が濃くなる傾向があります。
人文系リトルプレス市はまさに後者を選んだ企画で、対象を「人文系」に限定したことで、かえって作り手ごとの専門性や偏愛ぶりが際立つ結果になっているように見えます。
今回の3回目という開催回数自体が、密度を優先した企画でも継続していけることの証明になっているのではないでしょうか。

もう1つ興味深いのは、この企画が大型書店チェーンのイベントスペースを舞台にしている点です。
同人誌即売会は展示場やホールで開かれることが多いですが、書店の売り場に隣接した空間で開かれることで、リトルプレスを普段手に取らない一般の来店客が偶然立ち寄る可能性も生まれます。
作り手が発表の場を求め、書店が新しい客層との接点を求める。
両者の利害が一致した企画
として、今後も同様の取り組みが他の書店に広がっていくかもしれません。

まとめ

ジュンク堂書店池袋本店の「人文系リトルプレス市」は、大手出版のルートに乗らない本が集まる、ジャンル特化型の即売会です。
3回目を数えるシリーズ企画として、今後の開催情報も追いかける価値がありそうです。

さらに深掘りしたい方へ

出展サークルの詳細や次回開催の情報は、公式の発信をチェックするのが確実です。

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