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「夢中でやってきたので、こんなに描いたと思わなかった」――王家の紋章、50年分の原画90点が有楽町に並ぶ理由

Pintab編集部
「夢中でやってきたので、こんなに描いたと思わなかった」――王家の紋章、50年分の原画90点が有楽町に並ぶ理由
Mashupin

これ、話題になってるみたい。一緒に見ていこう!

「夢中でやってきたので、こんなに描いたと思わなかったです」。
1976年から半世紀にわたって描き続けてきた作品を前に、作者はそう振り返りました。
8月28日、東京・有楽町マルイで『王家の紋章』の連載50周年記念原画展が開幕します。
会場に並ぶのは、カラー原画から名シーンの漫画原稿まで計90点。
長年のファンにとっては、紙の上でしか見られなかった「あの場面」の生原稿を、自分の目で確かめられる貴重な機会になりそうです。

先に結論をまとめると:
– 『王家の紋章』連載50周年記念原画展が、8月28日から9月13日まで有楽町マルイ8階で開催される
– カラー原画・漫画原稿計90点を展示。
初公開の原画も含まれ、過去の映像作品の上映やアニメのセル画展示も見どころ
– 東京会場のあとは10月に大阪、2027年1月に福岡へ巡回する予定

90点の原画が有楽町マルイに集まった理由

告知したのは、展覧会の開幕を翌日に控えた公式Xアカウントの投稿でした。

『王家の紋章』は1976年、秋田書店の『月刊プリンセス』で連載が始まった少女漫画です。
エジプトを舞台に、現代の少女がタイムスリップして王家の運命に巻き込まれていくロマンを描き、累計発行部数は4,000万部を超えます。
半世紀近く描き継がれてきた作品だからこそ、原画そのものが貴重な記録になっている、という側面もあります。

ただ、「50周年」という節目の展覧会だから話題になった、というだけではなさそうです。
そこで展示の中身と、作者自身の言葉を調べてみました。

なぜ今、原画展なのか

どんな原画が見られるのか

会場に並ぶ90点には、これまで公開されてこなかった原画も含まれています。
細かなペンのタッチや墨の濃淡、修正液を使った加筆の跡まで間近で見られるのが最大の特徴です。
会場では、過去に発売された映像作品「王家の紋章 イラスト・ストーリー・ビデオ」の上映やアニメのセル画の展示という、原画展としては珍しい試みも用意されています。
入場料は2,200円(税込)、会場は有楽町マルイ8階のイベントスペースです。

開幕前日に行われた内覧会では、作者の細川智栄子さんが冒頭の言葉とともに、健康の秘訣として「素直にする」「正直にする」など5つの心がけを挙げたといいます。
長年コンビを組む芙〜みんさんも「編集さんに申し訳ないんですけど、締め切りで前に進むという感じ」と語り、締め切りに追われる連載生活そのものが、2人の健康維持につながってきたと明かしました。
姉妹で50年近くコンビを組み続けてきたからこそ出てくる、実感のこもった言葉といえるでしょう。
展示に合わせて、Web漫画配信サイト「チャンピオンクロス」では8月30日午前11時まで、最新刊を除く全話が無料公開されています。
原画展を機に初めて作品に触れる人にとっても、物語の入り口として使いやすいタイミングです。

東京だけでは終わらない

この原画展、東京だけで終わる企画ではありません。

公式アカウントの告知にあるとおり、東京会場のあとは10月9日から25日まで大阪・なんばマルイ5階、2027年1月16日から31日まで福岡・博多マルイ7階へと巡回する予定です。
会場限定グッズも用意されており、なかでも24K(純金)箔を使った「直筆サイン入り金箔アート」は550,000円(税込)という一点物。
手が届く価格ではありませんが、半世紀分の作品世界を1枚に凝縮したような商品が用意されていること自体が、この作品の厚みを物語っています

Pintab編集部の考察:50年続いた連載が「原画展」という形で読者に還元されるとき

長期連載作品の周年イベントというと、新刊や限定グッズの発売が中心になりがちですが、『王家の紋章』が選んだのは「原画そのものを見せる」という手段でした。
デジタル作画が主流になった今、紙のペンタッチや修正液の跡が残る原画は、連載開始から半世紀という時間の重みを最も生々しく伝えられる展示物です。
過去の映像作品やアニメのセル画まで並べる運営の判断からは、単なる懐古企画ではなく「保存された記録を見せる」という意識がうかがえます。
東京・大阪・福岡と巡回する構成も、地方のファンを置き去りにしないための工夫といえるでしょう。

まとめ

『王家の紋章』連載50周年記念原画展は、8月28日から有楽町マルイで開幕します。
90点の原画が語る半世紀の歴史を、会場で確かめてみてはいかがでしょうか。

さらに深掘りしたい方へ

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