女優の三回忌に集まった10人の男たち――BL原作『大穢~有明篇~』が無料で読める
タプにゃんと一緒にチェックしてきたよ!
昭和30年、終戦から10年が経った夏のことです。
離島で営まれた女優の三回忌に、探偵社の男が自分とよく似た別人になりすまして代理参列する――集まった参列者9人と、なりすました探偵を合わせて10人の男たちが、絶海の孤島で向き合うことになります。
この物語の原作は、同人サークルADELTAが手がけるBLアドベンチャーゲーム『大穢』です。
そのコミカライズ版『大穢~有明篇~』第1話が、ヤングエース公式のアナウンスにより無料で読めるようになりました。
原作ゲームを知らない人にとっても、漫画から初めて作品に触れる機会になっています。
推し活のきっかけはゲームやアニメに限りません。
こうした「漫画になった原作ゲーム」を追いかけている人にとっては、無料で読める今のうちに第1話だけでも覗いておく価値があります。
先に結論をまとめると:
– 『大穢~有明篇~』はBLアドベンチャーゲーム『大穢』(ADELTA作)のコミカライズで、作画は目玉焼きさんが担当しています
– ヤングエース10月号(2026年9月4日発売)から連載が始まり、第1話はカドコミで無料公開されています
– 原作ゲーム未プレイでも楽しめる、昭和を舞台にした孤島ミステリーとして読めます
大江島の三回忌から始まる物語が無料で読める
物語の舞台は、東京の八丈島よりさらに先にある離島・大江島です。
探偵社に勤める大崎という男が、自分と顔立ちがよく似た台場という男から奇妙な依頼を受けます。
台場の代わりに、女優・大江杏の三回忌へ参列してほしいというものでした。
依頼を受けて島へ渡った大崎を待っていたのは、共通の過去を持つ参列者たちと、女優の死にまつわる謎です。
終戦後の日本を舞台にした、閉ざされた空間で起きる出来事を描く昭和ホラーミステリーという枠組みは、海外ミステリーの「クローズド・サークル」の型を日本的な因習や法事の作法に置き換えた物語といえます。
このコミカライズ第1話を、ヤングエース公式が無料で読めるようにしたのが今回のお知らせです。
原作のBLゲームは成人向け作品ですが、コミカライズの掲載誌であるヤングエースは一般の読者に向けた漫画雑誌です。
孤島に閉じ込められた男たちが過去の因縁と向き合う筋立て自体は、原作を知らなくても楽しめるミステリーとして成立しています。
無料公開という入り口が用意されたことで、ゲームのファン以外の読者にも届く形になりました。
原作ゲームとコミカライズ、それぞれの立ち位置
原作のBLゲーム『大穢』とはどんな作品なのか
原作『大穢』は、ADELTA(くろさわ凛子さん主宰)が手がけたBLアドベンチャーゲームです。
前編が2024年10月に配信され、2025年4月には完全版が配信されました。
その後Nintendo Switchへの移植も発表されており、孤島ミステリーとしての評価の高さがうかがえます。
ゲームでは9人の参列者それぞれの視点でストーリーが分岐していく構成になっていて、「有明」はその中の一人の名前です。
『有明篇』というコミカライズのタイトルは、このルートに重なる形で付けられているとみられます。
Switch版では新規エピソードの追加も発表されており、原作そのものが完結した作品ではなく今も展開が続いているタイトルだということがわかります。
コミカライズはそうした展開中のシリーズの入り口として、ゲームとは別の時間軸で世界観を広げている位置づけといえそうです。
なぜ一般誌のコミカライズとして読めるのか
原作がBLゲームである一方、コミカライズはヤングエースという一般向けの漫画誌に掲載されています。
孤島に集められた男たちが過去の因縁と向き合うミステリーという骨格は、恋愛描写の有無にかかわらず単体の物語として機能する作りだったからこそ、一般誌での連載が成立したと考えられます。
原作ファンにとっては好きな世界観が広い読者層に届く機会であり、ミステリー好きの読者にとっては新しい孤島ものの入り口になっています。
ゲームを知らなくても読めるのか
結論としては、読めます。
物語は代理参列という設定から始まるため、原作ゲームの前提知識がなくても状況を追いやすい構成です。
原作を知らなくても物語を追える構成になっていること自体が、漫画単体でも完結した導入を持っていることを示しています。
気になった人は、無料で読める今の第1話から触れてみるのがいちばん近道です。
Pintab編集部の考察
コミカライズ作品が無料公開される場面では、原作ファンの反応ばかりが注目されがちです。
しかし今回のように原作が成人向けゲーム、掲載誌が一般誌という組み合わせでは、むしろ「原作を知らない読者をどう連載に引き込むか」が設計の肝になります。
第1話だけを切り出して無料で読めるようにする手法は、原作未プレイ層にとっての体験版のような役割を果たしています。
原作ゲームを追いかけてきた人は改めて漫画版の画力や構成を確かめる機会になり、漫画から初めて知った人は気に入れば原作ゲームへ遡るきっかけにもなります。
双方向に窓口が開いている点が、このタイミングでの無料公開の意味だと考えます。
コミカライズが原作とは別の媒体・別の読者層を獲得できるかどうかは、連載初期にどれだけ間口を広げられるかにかかっています。
無料公開はその間口を一気に広げる、確実性の高い打ち手です。
まとめ
『大穢~有明篇~』は、BLアドベンチャーゲーム『大穢』を原作に目玉焼きさんが手がけるコミカライズで、ヤングエース10月号から連載が始まりました。
第1話はカドコミで無料公開されており、原作未プレイの人でも読み始められます。
終戦後の離島を舞台にした昭和ホラーミステリーに触れてみたい方は、まずは無料の第1話から覗いてみてはいかがでしょうか。
さらに深掘りしたい方へ
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